水浴び

 

水浴び
 

水浴びにより、羽毛の間にたまったゴミや汚れを落とす。
体に付いた寄生虫を取り除く。
病原体を洗い流す。
水鳥も水浴びする。
夕方に行うことが多い。

 

水浴び
殆どの鳥が行う。
ペンギンも行う。
鶏などキジ目の鳥は行わない。(砂浴び)
海岸に棲むカモメ類は、夕方、淡水の湖などで水浴びし、塩分を洗い流す。
小鳥型
浅瀬で水を跳ね飛ばし、頭を左右に振る
ハヤブサ科
ハト型
少し深い水に浸かり、ゆっくり浴びる
タカ科
カワセミ型
ダイビングを繰り返す。
サンコウチョウも
ツバメ型
飛びながら瞬間的に水に入る
チドリ型
浅瀬で、頭は上下に動かす
カモメ型
水面に浮かび、水を浴びる
背浴
(せあみ)
マナヅル、ナベヅルでは背中から水浴び
雫浴び
葉から落ちる、朝露の水滴や雨滴を利用。
キクイタダキなど

 
 
砂浴び
スズメの仲間、ヒバリ、ハシボソガラス、ミソサザイ、
ハトの仲間、サケイ、チョウゲンボウ、ライチョウ科、
ヤツガシラ、ダチョウなど地上性の鳥、乾燥地帯の鳥。
キジ目は砂浴びのみ行う。
 

雪浴び
スズメ

 

日光浴
ハト、アオサギ、ウの仲間、コウノトリ、
ツグミ、シギチ、カケス、ムクドリ、
コンドル、ハゲワシなど

 

雨浴(うよく)
(雨浴び)
翼を上げて雨を受ける。
キジバト、ドバト、タカ科

 

煙浴(えんよく)
(煙浴び)
煙突から出る煙の中を飛ぶ。
寄生虫の駆除に効果。
ブッポウソウ、オナガ、カササギ、
ミヤマガラス、ブト

 

蟻浴(ぎよく)
(蟻浴び)
蟻の群れに体を伏せ、蟻酸で寄生虫を退治。
蟻の分泌物で病原体の活動を抑止。
羽づくろい用の油の補充。
ツグミ類、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオアカ、ムクドリ、レンジャク、カケス、オナガ、ブト、ボソなどスズメ目の鳥

 

スズメ
水浴び、砂浴び、両方行う数少ない鳥。
本来、森林と草原の境に生息する鳥なので、
両方の環境にある水や砂を利用する。