貝塚からシギ科の骨が見つかっているので、縄文時代から食料とされていた。 |
キジ |
フランス語で熟成(フザンダージュ)の語源はキジ(フザン) |
美味しい鴨 |
1 |
コガモ |
2 |
マガモ | |
3 |
オナガガモ | |
陸鴨 |
うまい | |
海鴨 |
臭みがある |
アトリ |
以前は焼き鳥にされていた。
美味しい |
イカル |
日本では食用として捕らえた。
シメと大体同じ味。 |
イスカ |
『大和本草』では味はすこぶる良いとされる。 |
インコ |
若鳥は大変美味しい。 |
ウズラ |
肉も美味 |
ウミスズメ |
脂肪が多くて食用にならない。 |
エミュー |
赤身が多く、牛肉に近い味、とても美味。 |
オオウミガラス |
おそろしくまずい。 |
オシドリ |
味は絶品 |
オナガフクロウ |
北アメリカ北部では盛んに食べた。 |
カッコウ |
西洋ではカッコウは先ず食用の鳥であった。
脂が乗って一番美味しいのは雛のとき。 |
カモメ |
肉量が少ないうえに生臭い。 |
カラス |
ヒンドゥー教の葬式はカラスを食う。
死者の魂を受け入れるため。 |
カラスバト |
野生の鴨のよう。 |
キクイタダキ |
骨が柔らかく美味しい。 |
キンクロハジロ |
マガモよりおいしくない。 |
クイナ類 |
南アフリカではまろやかな肉の味の素晴らしさが賞賛された。 |
クロガモ |
貝類を餌にしているため、肉が魚に似て非常に生臭い。 |
クロジ |
黒焼きは金沢地方で血の道の薬として重宝。 |
クロヅル |
上品、マナヅル中品。 |
ケリ |
肉は絶品。鶴の肉にも劣らない。 |
ゴイサギ |
夏のヒナが美味しい。 |
ゴジュウカラ |
『本朝食鑑』では味は良くないとされる。 |
コバシチドリ |
食用として高く評価。 |
シギ |
美味
英国ではオグロシギ、オオソリハシシギを高く評価。英名のゴッドウィットも古英語の『良い動物』に由来。肉の味の良さにちなんだ名。
サー・トーマス・ブラウンがこれを『イギリスで最も美味しいご馳走』と称えた。 |
シマアオジ |
中国の広州では食用とされていた。 |
シロハラ |
その味は最も良いと述べている。 |
スズメ |
農家の害鳥として駆除され焼き鳥屋で食用。
食用のスズメは、主な産地が中国、韓国。 |
ダイゼン |
漢字で大膳。平安時代に宮中の会食用の料理に使われた。 |
タシギ |
骨が柔らかく、その食味は正に焼き鳥の王者である。 |
タンチョウ |
肉が堅くてまずい。 |
ツカツクリ |
卵が美味。
肉も白くて、適切に料理されると良い味。 |
ツグミ |
1970年代頃までは焼き鳥屋で一般的だった。
多い年には400万羽以上が捕獲された。
アトリより一回り大きく、味も良かった。
東濃地方では20年ほど前まではスーパーでも売られていた。 |
ツバメ |
加賀藩では兵の非常食用にたくさん捕らえ、塩漬けにして保存。 |
トキ |
肉はうまいが、生臭い。 |
大和本草で、『味は良くない』 | |
白鳥 |
若鳥は鳥類の中で一番美味しい。
卵も美味。 |
バン |
オオバンより美味しい。 |
ヒバリ |
焼き鳥は絶品、雲ハツと呼んだ。 |
ヒワ |
癖が無く、肉ばかりか骨まで楽に齧って食べられる。 |
ホシムクドリ |
サハラ地方では食用としていた。 |
ホトトギス |
痔の薬
生臭みがあって食べられない。 |
マガン |
エスキモーの重要な蛋白源。臭みが強い。 |
マナヅル |
極めて美味。 |
ミツユビカモメ |
臭いもひどければ味もまずい。 |
モズ |
苦くて生臭いとされる |
ヤツガシラ |
柔らかくて美味しい。 |
ヤマガラ |
奥州会津近郊の山中では秋にヤマガラを獲って肉を干し、冬の保存食とした。 |
飛騨地方ではヤマガラの黒焼きは赤痢や下痢の妙薬。 | |
ヤマシギ |
美味しくない。 |
ユキホオジロ |
5月頃は太っていてとても美味しい。 |
ヨシキリ |
食用にされる。 |
ライチョウ |
香りがあって美味しい。 |
良く洗ってから煮て食べると、ヤマドリの肉をもっと柔らかくした感じになる。
洗う前はトビの肉を思わせる不快な臭い。 | |
リョコウバト |
渡りをするため、筋肉が発達、非常に美味。 |
レンジャク |
『本朝食鑑』では味は良くないとされる。 |
ジビエ | |
狩猟により捕獲された野生鳥獣を食材としたもの | |
本来は野生のものを指すが、飼育したものも流通している。
エルバージュ(自然の森に網を張り、野生に近い環境で飼育) | |
旬は秋。(9月末~2月上旬)
冬に備え栄養を貯える秋が美味。
(フランスの解禁時期は10月中旬~2月中旬) | |
数日、熟成させてから調理することが多い。 | |
アヒル |
カナール
家禽だが、ドゥミ・ソバージュ(野に放つ)によりジビエとして扱われる。
二ヶ月ほど自然の中で育てる。 |
キジ |
フザン
10月中旬~12月
♀の方が柔らかいので好まれる。 |
コガモ |
サルセル
希少 |
タシギ |
ベカシーヌ
ヤマシギより小さく、高価だがおいしい。 |
マガモ |
コルヴェール
コルヴェールとは『青い首』。♂はカナール、♀はカネット。
9月末~
血の色が濃く、野趣に富む味。
♀の方が脂肪が厚く、風味も強い。 |
モリバト |
パロンブ
モリバトは果実食。
ヤマバトより小さい。
狩猟期間は3週間 |
ヤマウズラ |
ペルドロー
一歳以下の若鳥
10月中旬~12月
ペルドリ
一歳以上
肉質は、淡白で灰色のもの(ルージュ)と、
野性味の強い赤色のもの(グリ)とがある。 |
ヤマシギ |
ベカス
ベキャス
11月~
柔らかく繊細で赤い肉。
内臓が珍重される。
乱獲により減少したため、フランスでは禁猟。 |
ヤマバト |
ピジョン・ラミエ
ヤマバトは雑食、ワイルドで複雑な味わい。 |
ライチョウ |
グルーズ(ラゴペード・デコス)
日本では天然記念物で、狩猟禁止だが、フランスでは狩猟鳥。
赤身で独特の香りがある。 |
八王子うかい烏山 鳥を食べさせる (今はほとんど鶏肉) | |
ジビエ |