巣作り |
♂も参加 |
エナガ、ムクドリ類、
カラス類、サギ類 |
♂が自分の存在を誇示するため、
一部または全部作る |
ミソサザイ類、ツリスガラ類、ハタオリドリ類 | |
♂が巣材集め、♀が巣作り |
コサギ、ハト類 | |
♂が外装を作り、♀が内装を作る |
セッカ | |
主に♂が作る |
タマシギ類、ヒレアシシギ類 | |
巣らしい巣を作らない |
チドリ類、サケイ類、ウミガラス類 |
古巣を利用する利点 |
巣作りの時間短縮 |
古巣を利用する欠点 |
寄生虫の危険性が高い
天敵に襲われた巣の場合、再び襲われる可能性が高い。 |
キツツキの巣穴 |
3.5cm |
コゲラ |
枯れ木(生木の枯れ枝) |
3.7cm |
コアカゲラ |
枯れ木 | |
4.5cm |
アカゲラ |
枯れ木 高さ5~6m | |
5cm |
ミユビゲラ |
| |
アオゲラ |
生木(内部は腐朽)、桜が多い。
桜類幹心腐病の桜は心材だけが腐朽する。丈夫な割りに掘りやすい。 | ||
5.5cm |
オオアカゲラ
ヤマゲラ |
主に生木 高さ13mほど | |
6.5cm |
ノグチゲラ |
| |
12cm |
クマゲラ
キタタキ |
生木 真っ直ぐな高木
5年以上使用する | |
生木 |
掘るのは大変だが、丈夫で壊れにくい | ||
枯れ木 |
掘るのは簡単だが、壊れやすい | ||
細い木より太い木を好む | |||
前面が開けた場所に巣を作る。 | |||
餌を採るための穴は輪郭がハッキリせず、ギザギザ。 |
クマゲラの巣 | |
通直性(真っ直ぐに伸びた木)
樹齢250年のブナなどの高木
樹皮にコケが少なく、蔦のからまっていないほぼ平滑なもの。
平均樹高27m、胸高直径67cm、地上9m、
穴の大きさ たて15cm、よこ10cm
谷側に向く(雨の浸入を防ぐ)
地上から巣穴まで枝が一本もない
地上から最初の巣作りはほとんど♂、仕上げは♀、一ヶ月以上。
掘る木片の量は30リットル。
枝の高さ(下枝高)12m
使用中の巣穴入り口は爪で削られ、白茶色をしている。 | |
採餌 |
老木、枯れ木 |
ねぐら |
生木、空洞化した半枯れ木 |
営巣 |
巨大生木 |
雛や卵の天敵
アオダイショウ、テン | |
クマゲラの巣を利用するのはムササビ、モモンガ、ニホンヤマコウモリ、
オシドリ、ゴジュウカラ、ブッポウソウ、ハリオアマツバメ、
オオスズメバチ、ニホンミツバチ、アカヤマアリ |
アカショウビンの巣穴(樹洞) |
6~7cm |
カワセミの巣穴 |
6~9cm |
ヤマセミの巣穴 |
8.3~15cm |
ショウドウツバメ |
土の崖に穴を掘る(直径5~9cm、奥行き数十cm) | |
ツバメ |
土、草などと唾液を混ぜる |
建造物 |
リュウキュウツバメ |
土、草などと唾液を混ぜる |
建造物 |
イワツバメ |
土、草などと唾液を混ぜる |
建造物 |
コシアカツバメ |
土、草などと唾液を混ぜる |
建造物 |
アマツバメ |
草、羽毛、海草に唾液を混ぜる |
岩の隙間 |
ヒメアマツバメ |
草などに唾液を混ぜる |
イワツバメ、コシアカツバメの
巣の入り口に羽毛を付ける |
元々、草原に生息し、岩壁や土の崖に営巣。
原始的な種(ショウドウツバメなど)は穴を掘る
泥巣を作るものほど進化。
ツバメ→イワツバメ→コシアカツバメと複雑化 |
オオミズナギドリ |
入り口 15~25cm
奥行き 1.5~2m |
ケワタガモ |
巣材に胸の綿羽を使う。
保温性にが高いので、抱卵時間が少なくてすむ。 |
セッカ |
風の方向が一定の草原では草がたなびいている方向が入り口。 |
チゴハヤブサ |
自分では巣を作らず、カラスやハイタカの巣を補修。 |
チュウヒ |
ワシタカ類では珍しく、毎年新しい巣を作る。 |
チョウゲンボウ |
高さ6m~15mが多い。
巣穴の向きは、横向きが90%
穴や棚が必要。
穴の大きさは10~20cmが多い。 |
ツミ |
針葉樹を好む。特にアカマツ。 |
ニワシドリ類 |
オスが綺麗な種ほどあずまやは質素。
地味な種ほどあずまやは豪華。 |
ホオジロ |
オスは巣造りを手伝わない |
メジロ |
40~50度の二又部分に吊り下げる。 |
ヤブサメ |
内径54mm、深さ38mm
巣作りは♀のみ。 |
エナガの巣の羽毛数 |
最高 |
2,680 |
ドイツ(2巣の平均) |
1,858 | |
イギリス(6巣の平均) |
1,558 | |
日本 |
1,084 | |
キジ類44%、ハト類17%、小鳥15%、カラス類7%
キジ類の羽毛は密な綿羽が占め、後羽が発達し、温かい。
小鳥の羽毛は風切羽や尾羽も使う。
小鳥以外では体羽、綿羽、雨覆だけ使う。 |
開放的な地上の巣の場合でも出入り口があり、
決まった所から出入りする。 |
巣の重さ(g) |
メジロ |
2.5 |
アナツバメ
(食材のツバメの巣) |
4 | |
カワラヒワ |
8 | |
エナガ |
9 | |
ヒバリ |
10 | |
ホオジロ |
13 | |
モズ |
30 | |
ヒヨドリ |
40 | |
キジバト |
45 | |
ツバメ |
130 | |
オナガ |
250 | |
タンチョウ |
10,000 |
小さい鳥ほど体温の維持が困難なので、入念に巣作りを行う。
早成性の鳥では頑丈な巣を必要としないので、雑な巣が多い。 |
近所 |
ヒヨドリ | ||
直径14cm 高さ7cm |
地上2~5m |
お椀型(産座が浅く、粗い)
ビニール紐を使う |
キジバト | |||
直径30cm 高さ8cm |
地上2~10m |
小枝 雑 |
皿型 |
オナガ | |||
直径15cm 高さ7cm |
地上2~8m |
土も使用 |
|
ハシブトガラス | ||
直径50cm 高さ30cm |
針金ハンガーも使う |
|
農耕地 |
ホオジロ | ||
直径10cm 高さ7cm |
藪の中 |
お椀型 |
モズ | |||
直径14cm 高さ8cm |
地上1~2m |
低い常緑樹の混じった茂み |
お椀型 |
水辺 |
オオヨシキリ | ||
直径11cm 高さ9cm |
ヨシの茎にススキの葉で作る |
お椀型 |
セッカ | ||
直径17cm 高さ16cm |
イネ科の葉 |
袋状 |
カルガモ | ||||
直径30cm 高さ5cm |
草むら |
葉を敷く |
産座に自分の綿毛 |
皿型 |
山 |
メジロ | |||
直径7cm
高さ4cm |
木の枝の二股部分(吊り巣)
蛇から守る |
コケも使う
クモの卵のうを使うことも |
お椀型 |
サンコウチョウ | |||
直径7cm 高さ8cm |
枝のまた |
コケなど |
コップ型 |
エナガ | |||
直径9cm 高さ13cm |
木のまた |
コケなど |
球形 |
ウグイス | ||||
直径9cm 高さ13cm |
地上1m |
ササ藪 |
ササやススキの葉 |
球形 |
オオルリ | ||||
直径13cm 高さ15cm |
地上1~2m |
岩の隙間 |
コケ |
お椀型 |
巣作り | |
オスが手伝う |
オスは手伝わない |
サギ
キツツキ
カワセミ類
モズ
エナガ
ムクドリ類
カラス類 |
シジュウカラ
ヤマガラ |
巣材 |
水草 |
カイツブリ、カンムリカイツブリ、ヨシゴイ、オオバン、タマシギ |
枯れ草 |
カルガモ、キジ、ケリ、イソシギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、アマツバメ、ヒバリ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ノゴマ、ノビタキ、マミジロ、アカハラ、ウグイス、セッカ、オオヨシキリ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ | |
木の枝 |
カワウ、ミゾゴイ、ゴイサギ、アマサギ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、ミサゴ、ハチクマ、オオタカ、サシバ、トビ、クマタカ、イヌワシ、カケス、カササギ、ハシボソガラス、ハシブトガラス | |
木の葉 |
ライチョウ、ヤマドリ、ヤイロチョウ、コマドリ、アカヒゲ、クロツグミ、アカハラ、ヤブサメ、イイジマムシクイ | |
コケ |
サンショウクイ、カワガラス、ミソサザイ、カヤクグリ、ルリビタキ、トラツグミ、クロツグミ、メボソムシクイ、エゾムシクイ、キクイタダキ、オオルリ、コサメビタキ、サンコウチョウ、エナガ、シジュウカラ科、オナガ、ホシガラス | |
|
(樹洞の利用) |
キツツキ、フクロウ、アオバズク、コノハズク、アカショウビン、ブッポウソウ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、キビタキ、ニュウナイスズメ |