ダイゼン
ダイゼンシギの略
肉の味が良く大膳(宮中の宴会料理)に用いられるから。
(タイワンハクセキレイ)
標本が台湾で採集されたが、広く分布。
タカ
猛き鳥から
高く飛ぶ
手飼鳥(タカドリ)から
タカブシギ
尾羽に鷹斑がある。
タゲリ
虫を食うため、脚で地面をたたく動作が田を蹴っているように見えるから。
ダチョウ
駝鳥 駱駝のように物を運ぶことができる鳥。
タマシギ
男を手玉に取る多情な女は『いい玉』と呼ばれるから。
玉(たま)は美しい
雄や幼鳥の尾羽、翼にある水玉模様から。
目の周りの模様が勾玉に似るから。
チゴハヤブサ
チゴは稚児で、幼児や子供
小さいからチゴと付けられた。
チドリ
千羽単位の群れがたくさんいるので千千鳥(ちちどり)
→ちどり
チヨチヨ、チンチンという鳴き声から
ちがえどり(交鳥)から。
チュウヒ
低く飛ぶので中飛
返りをするようにぶので。
ヨタカに対して昼の鷹はヒタカ
チュウヒタカ(中くらいの大きさの昼間飛ぶ鷹)を略した。
チョウゲンボウ
北関東の方言でトンボをザンゲンボウ
鳥ザンゲンボウの略。
静岡県遠州地方では、お調子者のことを『長元坊』。
チョウゲンボウのホバリングの様子などから付けられた。
♂の頭部が青灰色で、頭を剃った坊さんのようだから。
キョウゲンバカマ、キョウゲンウオなど魚の方言名。
(狂言袴の縞模様に似る)
狂言袴をはいて演じる人をキョウゲンボウと呼ぶことも。
脚(チャオ)+根(ゲン)+搏(ボ)+武(ウ)
脚爪で捕獲する勇猛な(鳥)
ツグミ
夏至を過ぎると鳴かなくなり、口をつぐんでしまうから。
ツグメとも言った。
鳴き声のツィークィーがツィグィ→ツグと転じた。
ツグメのメは雀のメで、親愛称。
ツグミのミはその変異形。
(スズメを昔はスズミと呼んだ。)
ツツドリ
ポポポという声が竹をたたいた音に似る
声がツツと聞こえるから。
ツバメ
嘴で土をくわえていき、巣を作るので『土食み(つちばみ)』
『ち』を略し、『み』が『め』に変わりツバメ。
古名はツバクラメ『土喰黒女』の略。
ツバは囀りのツ、ヴィから。
ツバ=光沢のある クラ=黒 メ=鳥
ツミ
ススミタカ(雀鷹)→スミ→ツミ
雀等の小鳥を意味する『須須美多加』(すすみたか)から。
『小さい』事を佌(つ)と言う。
『迅速である、とても速い』事を敏(みん)と言う。
佌敏のことであり、『小さくてとても速い(鳥)』。
ツル
古くは口語でツル、文語で田鶴(タヅ)と言った。
鶴は鴻(コウ)を含めた広義の名だったので、特に田鶴と限定した。
富山では鶴も蔓もツリと言う。
蔓の原義は『細り、筋』だが、鶴も同趣旨でほっそりした鳥。
連なって(つるんで)飛ぶ
つるむ(交尾)に由来。
鳴き声のクルルルから
朝鮮語のツリから
トウネン
小さくて『その年生まれ』みたいなので『当年』
ドバト
安土桃山時代は堂鳩。江戸時代に土鳩。
トビ
遠く高く飛ぶから、おくいる→とび
ドイツ語ではヴァイエ 元々は神聖という意味。
トモエガモ
顔に巴(渦巻き)模様がある。
飛翔(びかけ)の中略。
『と』は『上に登る』と言う意味の登(とん)や、『空中に上がる』と言う意味の騰(とん)から。
『り』は飛び立って地上を離れるので離(り)のこと。
朝鮮語の鶏(talkタッ)から。