性的二型 |
ワシタカ類はオスよりメスの方が大きい。
狩の難しい鳥食のハイタカ、オオタカ、ハヤブサなどで著しい。
獲物の速さに比例している。
オスは小さな獲物を選ぶ。
繁殖期に大きなメスが巣に留まってヒナを守る。
巣を守るには体が大きい方が有利。
小さなオスが頻繁に餌を運ぶ。
小さなオスの方が俊敏なので、小さな獲物を獲る。
小さな獲物ほど個体数が多い。
ヒナが小さいうちは大量の餌を必要としないが、
小鳥の内臓のような質の高いものが必要。
ヒナが大きくなりと、メスがヒナを暖める必要がなくなる。
餌は大量に必要となるので、メスも狩に出かける。
大型のメスは大型の獲物を捕るが、
大型の獲物はオスが捕らないので、大量に残っている。
ヒナにやる餌を雌雄で獲る場合でも、餌が競合しない。
小さな縄張りで生きて行ける。
巣ではメスが優位で、オスはメスに餌を渡すとすぐに巣を離れる。 |
オスは交尾の際、攻撃的になる場合がある。
普通の鳥なら大きな問題は無いが、ワシタカ類では鋭い嘴や爪が、
メスを傷つける恐れが有るので、メスが大きい必要がある。 |
猛禽類は動くものを襲う習性があり、ヒナを襲う危険がある。
メスは母性本能が強いので自分のヒナを襲うことはないが、
オスは母性本能が弱いので、ヒナを襲う危険性が高い。
♂の攻撃性を弱め、番い形成を成功させるためには♂が小さい必要がある。 |
オスは養育本能が弱いので、餌を与えたがらないので、
餌を取り上げるにも、メスが大きい必要がある。 |
餌をとるオスは機動性が必要なので小型、メスは外敵から巣を守るため大型が有利。 |
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獲物 |
獲物の速さ |
性逆転度 |
右側卵巣 |
ミサゴ、ハゲワシ |
屍食、魚食 |
遅い |
小 |
不十分 |
サシバ、カンムリワシ |
昆虫、爬虫類 |
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チョウゲンボウ、ノスリ |
小型哺乳類 |
|
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|
ハイタカ、オオタカ、ハヤブサ |
鳥食 |
速い |
大 |
発達 |
獲物の行動の速さに比例して、性逆転度が大きくなる。 |
翼 |
メスの全長はオスより大きい。
全長が1.2倍になると体重は 1.2×1.2×1.2=1.728
体重を支える翼面積は 1.2×1.2=1.44
翼面積が足りなくなってしまう。
そこでメスは次列風切羽や三列風切羽を長くして対応。
ミサゴでは初列風切羽が長い。
ハイタカは尾羽が長い。 |
長距離の渡りをする種の翼は細長い。(特に初列風切)
サシバ、ハチクマ、アカハラダカ、チゴハヤブサ | |
海鷲類の翼は幅が広く、自分の体重より重い獲物も持てる。 | |
尾羽 |
舵やブレーキの働き
林間を急旋回し、獲物を獲るものは、長くて幅の広い尾を持つ。
ハイタカ、オオタカ、クマタカ |
翼指
Fingers(指)
翼先の突出
分裂数
翼先分裂数 |
大型鳥類の初列風切羽の外側。
根元は広いが途中で急に細くなる羽で、段刻と呼ぶ。
高速で飛ぶときには隙間をつぼめている。
翼の後ろに生じる気流の乱れを、
帆翔のときには開いて空気を逃がすことで解消する。 | |
7本 |
クマタカ、オジロワシ
カラフトワシ、カタシロワシ、
(オオワシ)、(イヌワシ) | |
6本 |
トビ
ハチクマ
ハイタカ、オオタカ
(イヌワシ)、(カンムリワシ) | |
5本 |
ノスリ、ケアシノスリ、オオノスリ
チュウヒ、ハイイロチュウヒ、マダラチュウヒ
ツミ、サシバ
(ミサゴ) | |
4本 |
アカハラダカ |
脚 |
短くてがっしりした脚 |
強靭な獲物を捕獲する種 |
長くて細い脚 |
飛ぶ鳥を捕獲する種(ハイタカ) |
趾 |
ツミやハイタカの趾には指ダコが発達し、
捕まえた獲物を逃がしにくい。
中央の趾が長い。 |
樹上性 |
樹上性のものが多いが、地上性の起源だと思われる。 |
能ある鷹は爪を隠す |
鷹は爪を隠すことができる構造を備えていない。
鷹が爪を隠すことはありえない。 |
筋肉 |
体重の半分近くは筋肉が占める。 |
ひさし |
眼の上はひさしのように盛り上がっている。
これは直射日光をふせぎ、暴れる獲物から眼を守るため。
森で獲物を追跡するときに、木の枝から眼を守る。 |
ハチクマ、トビでは庇突起が発達していない。 |
眼 |
水晶体が薄く、水晶体から眼底までの距離が長く、
人の目の構造に比べると、より望遠鏡に近い。
眼が大きいのでその分、水晶体と網膜は離れていて、
望遠レンズの働きをする。(人の八倍)
中心窩は人に比べてずっと大きく、深い。
中心窩は眼球上方にあるので低いところにいる獲物を
高い場所から見つけやすい。
最高で50度の両眼視野
両眼視の妨げにならないように目先の羽毛は針状。
色彩はあまり感知しない。
明るさを感知する桿状体は密度が低く、
フクロウのように暗視能力はないが、
人間と同程度には見える。 |
櫛状突起
|
鳥類と爬虫類のみ存在。
ワシタカ類で最大。(最小はフクロウ)
網膜から出ている突起。
眼球に酸素と栄養を補給する。
眼圧変化による距離認識、眼圧調節機能がある。
一種の増幅器。動きの検知に役立つ。 |
瞬膜 |
良く発達している。
獲物と格闘するときに閉じて眼を保護する。 |
鼻孔 |
ハヤブサ類 |
丸くて中央に島状の突起があり、急降下する時に空気圧を調節する。 |
ミサゴ |
細長くて、入水した時に閉じることができる。 |
聴覚 |
他の鳥と同程度であまり発達していない。
チュウヒ類は良く発達。 |
声 |
オオワシ |
濁った太い声 |
オジロワシ |
乾いた声 |
換羽 |
多くが年一回
春~秋に完全換羽(部分換羽は行わない)
メスは抱卵に入ると同時に風切の換羽を開始。
オスはメスへ給餌する必要があり、
飛翔能力を低下させられないので、
雛が大きくなりメスが狩りに参加するようになってから換羽
大型種の場合、風切や尾は伸びるのに40~60日かかる。
初列風切を10枚全部換羽するには一年では足りない。
一度に何枚か風切を落とすか、
伸びかけのまま、次々と換羽を進める必要が有る。 |
消化 |
穀物食や雑食の鳥類よりも胃液はより酸性度が高く、ペプシンをより多く含んでいる。 | ||
pH |
タカ類 |
1.7 | |
フクロウ類 |
2.4 | ||
昆虫食の鷹類では、
キチン質を消化する特殊な酵素が腺胃から分泌される。 | |||
ペリット |
餌のうち不消化物を翌日にペリットとして吐き出す。
一日一個ほど。 |
渡り |
雨天、強風時には渡らない。
雲の有る無しはあまり関係ない。
条件が良いときは一日に200~300km移動する。
周囲のタカ類の動きを参考に上昇気流を見つける。
ハヤブサ、チゴハヤブサは羽ばたいて渡る。 |
天敵 |
渡りのときにイヌワシに襲われることもある。
体の小さなアカハラダカではハヤブサが天敵。 |
オオタカ |
全長/翼開長の比は0.52弱
♀は全長57cm、翼開長110cm程度(131cmとする図鑑もあるが間違い)
大型のロシア産の♀で62cm、120cm比は0.52
翼開長131cmであれば、全長は65cmなければならない。 | |
♀の体重は冬で1,150g~1,200g、夏900g
62cmの個体で1,550g程度 | ||
オオワシ |
先に生まれた雛が22日齢で1,750gのときに、後から生まれた雛は530g | |
完成した羽が生え揃うのは約5年。 | ||
韓国には羽に白い部分のないものもいる。 | ||
イヌワシ |
行動圏の平均は60.8 k㎡
秋田県田沢湖町は繁殖期で89k㎡、非繁殖期で238k㎡ | |
巣は標高500m~1,000mほど。
行動圏より低い。
餌を持ち帰りやすい。 | ||
雛が二羽巣立つのは1%(281例中3例) | ||
カンムリワシ |
鷲にしては小型だが、中国に分布する別亜種は大きい。 | |
オスは淡色、威嚇するときに胸が膨らむ。 | ||
クマタカ |
タカとつくが、カンムリワシやカラフトワシより大。
英名もワシ
オオタカ♀950g、クマタカ♀2,700g | |
繁殖は一年おき | ||
♂の獲物は鳥類が多い。
♀の獲物は爬虫類が多い。 | ||
狩は待ち伏せ型 | ||
チゴハヤブサ |
脛毛に縦斑があるのが♀ | |
チュウヒ |
ヨシ原に依存 | |
巣もヨシ原の中。 | ||
植物の密生した低空で獲物を探すので、聴覚が発達。
耳穴が大きく、狩りに有効。
低空をゆっくり飛び、音を頼りに獲物を探す。
顔は顔盤状で集音効果がある。
耳は左右非対称で音源定位に優れる。
草むらに潜むネズミの居場所を正確に知ることができる。 | ||
垂直に離陸、着陸できる。 | ||
曲芸飛行の名手。
全長はオオタカと同大だが、翼が長く体重が軽い。 | ||
主に冬鳥だが、北日本などで50番ほどが繁殖。
(秋田県大潟村で22番繁殖。) | ||
チョウゲンボウ |
紫外線により、ネズミの尿を見て存在を知り、その上空で待ち伏せする。 | |
縞模様テストによると、識別できる最も細い線はアメリカチョウゲンボウでは円弧の12秒の幅であった。
(人では30秒)
従ってチョウゲンボウでは1.5kmの高さからハツカネズミを見つけることができる。 | ||
雛数が増加するにつれ、♂の繁殖コストも高くなり、翌年の死亡率も高くなる。 | ||
トビ |
猛禽類中で世界一の生息数
さまざまな環境に適応。 | |
タカ類中最も良く鳴く。 | ||
幼鳥は10月頃頭と頸などを換羽。
翌4月残りの換羽。
冬に成鳥羽。 | ||
英名 |
カイトKite (凧 ペテン師 詐欺師) | |
独名 |
ヴァイエweihe (神聖) | |
ヨーロッパの亜種M.m.migransはかなり小型。
渡りをする。 | ||
日本産の亜種を独立種とする説もあり、その場合
日本産のトビの学名はM.lineatusとなる。 | ||
ノスリ |
超低空飛行
モグラやネズミを捕らえる。 | |
顔にはフクロウのような顔盤があり、耳を有効に使い獲物を捕らえる。
羽毛もフクロウ同様に柔らかく、消音効果を持つ。 | ||
ハイタカ |
♂ 150g 獲物はスズメなど | |
♀ 300g 獲物はツグミ、ハト、カモ、シギチ | ||
繁殖期に雌は卵巣が大きく膨らみ、体重が15%近く増え、
小鳥を捕らえるのに必要な飛翔性を失ってしまう。
そのため、雄が狩を専門に受け持ち雌に餌を運ぶ。 | ||
ハクトウワシ |
オジロワシに近縁 | |
ハチクマ |
メスはクマタカに擬態しているという説も。 | |
ほとんどのオスに抱卵斑がある。 | ||
オスとメスの体重差が小さい。
オス 825~1,270 (1,050)g
メス 945~1,524 (1,187)g | ||
親鳥は巣内に両生類や爬虫類の死体を放置し、スズメバチをおびき寄せる。
そして採餌蜂を追跡して巣を発見する。
長い脚で土を掘って地蜂(クロスズメバチ) などの巣を持ち帰る。
他の鷹のように高度な飛行技術は必要としないが、蜂に対する防御が必要。
頭の羽毛が鱗状、脚の鱗も厚い。
羽毛は鱗のように硬く、独特の体臭がある。
羽毛には多様な化合物の揮発物質が放出される。
ハチクマがスズメバチの巣を攻撃してもスズメバチは防衛行動はとらず、右往左往する。
トウガラシを焦がしたような口臭とも。
嘴は細長く、湾曲が小さい。
蜂の巣から幼虫や蛹を取り出すのに適応。 | ||
ヒナに運ぶ餌の八割は蜂の幼虫や蛹。
ヒナの成長はきわめて早い。
普通、ワシタカのヒナは糞が液状だが、
ハチクマのヒナは粒状の糞をする。
ヒナは3~4秒に1回瞬膜を閉じる。 | ||
換羽中に渡る。 | ||
渡りのルートは春と秋で異なる。 | ||
ハヤブサ |
嘴の幅が広いので、両目の間隔も広く、両眼視の効果も大きい。 | |
人がオートバイで高速走行すると息ができなくなるが、ハヤブサの鼻の穴には円錐状の小さな突起があり、気流が分散されるので高速でも呼吸ができる。
ジェット機の吸気口に、ハヤブサをヒントに円錐形の突起物が付けられた。 | ||
降下角が30度の時で270km/h
降下角が45度の時で350km/h | ||
獲物には脚から体当たり。 | ||
嘴先端近くに見られる刻みは、獲物の首の骨を折って止めを刺すのに役立つ。
獲物の鳥は、頭を捨てる。 | ||
ペアは一生連れ添う。 | ||
抱卵はオスも少し行う。 | ||
ミサゴ |
分布が世界一広いタカ類。 | |
世界唯一魚だけを食べるタカ類。
水中の魚を潜って捕るのもミサゴだけ。 | ||
眼の周りが黒く、水面を反射する光を吸収し、まぶしさを軽減している。
オオタカ、ハイタカ、ハヤブサなど、顔が淡で、眼の周囲に黒い部分のある種も同様。 | ||
視力は人の5倍。 | ||
脚を頭の前に出し、魚を捕らえる。 | ||
第四趾が後ろにも向くので、獲物をしっかりつかめる。 |
飛翔中の二羽のサシバ |
二羽とも尾を広げて旋回 |
渡り |
一羽だけ尾を広げて旋回 |
侵入個体の追い出し | |
二羽とも尾を閉じて旋回 |
ペア |
|
ツミ | |
オス |
メス | |
体重(g) |
90 |
136 |
全長(cm) |
26.5 |
30.4 |
翼長(cm) |
16.9 |
19.2 |
尾長(cm) |
12.4 |
14.3 |
嘴峰長(cm) |
1.11 |
1.35 |
|
チュウヒ |
ハイイロチュウヒ |
葦原 |
多い |
少ない |
獲物 |
大型鳥類39%
小型哺乳類32% |
小型鳥類84% |
脚と嘴が頑丈
大きな獲物に適している |
尾羽が長い
小回りが利き、小鳥をうまく捕らえる |
|
ハゲワシ |
トビ |
ハイタカ |
ハヤブサ |
飛行 |
一日中飛び続ける |
長時間飛ぶ |
木々の間をすり抜ける |
空中で鳥を追う |
餌 |
動かない死体 |
動かない物中心 |
動きの速い鳥など |
飛ぶ鳥 |
翼 |
広くて大きい |
細めで長い
帆翔に適している |
短くて丸い
急旋回できる |
幅が狭い
先が細い |
|
タカ |
ハヤブサ |
頚椎 |
14~17 |
15 |
爪の湾曲 |
小さい |
大きい |
抱卵斑 |
1 |
2 |
森林に棲むタカ |
|
餌 | |
大 |
オオタカ |
キジ、ヤマドリ、ウサギ | |
中 |
ハイタカ |
カケス、ムクドリ、ホオジロ、ヒバリ | |
小 |
ツミ |
ウグイス、カワラヒワ、エナガ、
ネズミ、バッタ、トンボ |
獲物
|
オオタカの餌の割合(%) | ||
♂夏 |
♂冬 |
♀冬 | |
スズメ大 |
57 |
7 |
8 |
ムクドリ大 |
15 |
10 |
28 |
ハト大 |
22 |
81 |
28 |
カラス大 |
6 |
2 |
36 |
イヌワシ属 |
|
♂ |
♀ |
比 ♀/♂ |
アシナガイヌワシ |
1,210 |
1,520 |
1.26 | |
カラフトワシ |
1,770 |
2,140 |
1.21 | |
サメイロイヌワシ |
1,790 |
1,990 |
1.11 | |
カタシロワシ |
2,580 |
3,510 |
1.36 | |
オナガイヌワシ |
3,100 |
4,050 |
1.37 | |
ソウゲンワシ |
3,260 |
3,950 |
1.21 | |
イヌワシ(基亜種) |
3,690 |
5,170 |
1.40 | |
コシジロイヌワシ |
3,760 |
4,840 |
1.29 |
ハクトウワシ |
体重 4kg
羽の重さ 586g(14%) 骨の2倍
羽数 7,182枚 |
3歳までは頭が白くない。
成鳥の縄張りに入っても許される。
3~5歳までに頭が白くなる。
黒い羽が抜けて白くなるのではなく、黒い羽が白く変化する。 | |
ハクトウワシは魚食性のワシ。
黒い羽と白い羽があることで、水中の魚からは白い部分が空と同化して鳥の形に見えない。
オオワシ、オジロワシも同様。 |
ハゲワシ |
ネットで検索するとハゲワシよりハゲタカの方が多いが、
ハゲタカと言う標準和名の鳥はいない。
腐肉食(20種中ヤシハゲワシだけ果実食)
頭に羽毛が無いものが多い。(血で羽毛が汚れないように)
ヒゲワシは骨の髄を食べるので羽毛が生えている。
脚は獲物を鷲摑みにするよりも、歩くのに適応。
種によって食べる部位が違う。
柔らかい肉
皮膚、腱
大きな肉片
小さな肉片
骨に付いた肉
その他
そして食べる部位によって禿ぐあいが違う。
食事に行く時間も違うので、競争も起こりにくい。
大型種だけが死体を切り刻める。
小型の種は残り物だけで生きていく。
死体に最初にやって来て、
死体に深く頸を突っ込む大型の種ほど頭の羽が少ない。
後から来て、残りを食べる小型の種ほど羽も多い。 |
毛穴が無いので腐った肉が皮膚に付着しても、
毛穴からバイ菌が侵入する恐れがない。
食べ終わると元の木に止まり、汚れた頭を日光消毒。
毛が無いので不都合が無い。 |
ハゲワシ |
コンドル |
視覚で獲物を探す |
嗅覚で獲物を探す |
|
開放鼻孔を持つ
嗅覚器の大きさも普通の鳥の8倍 |
♀がやや大 |
♂が大 |
トビや鷲と近縁 |
コウノトリに近い |
コンドル |
肉食鳥類で最大。
飛ぶ鳥で世界最大級
爪は湾曲しない。歩くのに適している。
後ろ指は短小で握力が弱いので獲物をつかんで飛べない。
大型猛禽類には珍しく集団で営巣する。
餌である死肉を見つけると旋回し、仲間に知らせ仲良く採餌する。
夜に体温が下がるので朝、鵜のように羽を広げ暖めてからでないと飛べない。
脚を垂らして飛ぶことも多い。
雄が大。
ヒナが誕生して一ヶ月ほど経つと、親は巣から離れる。 |
脚に尿をかけて体温を下げる行動はコンドルとコウノトリだけに見られる独特のもの。
DNA分析でも近縁。 |