カラ類

 

カラ類
 

 
生息場所
餌場
上から見たくちばし
ヤマガラ
照葉樹林
常落混混林
林の上の方
昆虫
堅い木の実
先がノミ状
シジュウカラ
落葉広葉樹林
明るい林
地表面
林の下の方
昆虫など
一般的
ヒガラ
針葉樹林
針広混混林
針葉の中
幼虫
先が細くとがる
キリのような形
コガラ
広葉樹林
針広混混林
枝葉の間
幼虫
元も細い

 

 
嘴の大きさ(mm)
尖り度
長さ/
広がり度
/厚さ
厚み度
厚さ/長さ
長さ
厚さ
ヤマガラ
12.54
6.10
5.29
2.07
1.16
0.42
シジュウカラ
9.78
5.60
4.47
1.77
1.24
0.46
コガラ
9.83
4.69
4.44
2.11
1.06
0.45
ヒガラ
9.15
4.11
3.58
2.24
1.15
0.39
エナガ
6.53
4.13
3.37
1.60
1.24
0.52

 

 
翼長
尾長
跗蹠
体重
 
 
 
ヤマガラ
エナガ
ヤマガラ
ヤマガラ
シジュウカラ
シジュウカラ
シジュウカラ
シジュウカラ
コガラ
ヤマガラ
エナガ
コガラ
エナガ
コガラ
コガラ
ヒガラ
ヒガラ
ヒガラ
ヒガラ
エナガ

♀より♂が大
 

冬のカラ類の生活空間(%)
 
エナガ
ヒガラ
コガラ
ヤマガラ
シジュウカラ
上層
37.5
53.6
14.4
53.9
14.7
中層
25.1
32.0
48.0
28.2
45.5
下層
37.1
14.4
37.1
18.0
39.3

 

 
(mm)
 
長さ
厚さ
ヤマガラ
12.54
6.1
5.29
シジュウカラ
9.78
5.6
4.47

 

ヒマワリの種
ヤマガラ
シジュウカラ

シジュウカラは、大きい種子はその場で食べずに持ち帰ることが多い。
ヤマガラと共存する場所では、餌をゆっくり処理する時間が無い。
 

食べる虫の大きさ(%)
 
ヒガラ
シジュウカラ
2mm
74
27
4mm
17
20
6mm
3
22
6mm
7
32

 

 
ハシブトガラ
コガラ
体重
11.4
11.2
翼長
63
61
嘴長
9.8
10.4
嘴高
4.4
3.9
会合線
目立つ
目立たない
光沢が有る
光沢が無い
次列風切外縁
白色は目立たない
白色が目立つ
太い
細い
角尾
円尾
生息地
落葉広葉樹林
主に針葉樹林
平地
山地
学名
(種小名)
palustrlis
水辺
montanus
英名
Marsh Tit
沼地
Willow Tit
さえずり
早口で鋭い声。
ジェビー、ジェジェビー
またはビー、ビー
やわらか
ツツジェー、ジェージェー

 

シジュカラ
日本では小笠原、大東諸島など以外どこでもいるが、
台湾では数年に一度の珍鳥。
ネクタイの太いオスがもてる。
ネクタイの太いオスとつがいになったメスはオスを多く産む。
ネクタイの細いオスとつがいになったメスはメスを多く産む。
離婚もあるが、毎年同じ相手と番になることが多い。
雄の頭部は年齢と共に光沢が増す。
雄の背色は年齢と共に色が濃くなる。
冬の群れの中心はその場所で繁殖したオスやメス。
それに幼鳥や別の場所で繁殖した成鳥が加わる。
2~8羽、メンバーは一冬一定。
羽毛は320~400nmの紫外線を強く反射。
他のカラ類は雌雄同色だが、シジュウカラだけ違う。
雌雄で大きさの違いも大きい。
声はヒガラより遅いテンポ。
音程もヒガラより低い。
他のカラ類と違い、貯食はしない。
ヒナ1.1g
19日で14g
巣内の雛に対する
親の警戒声
カラス
チカチカ 鋭い声(雛は巣の底に蹲る)
ヘビ
ジャージャー 濁った声(雛は外に飛び出す)
コガラ
他のシジュウカラ科の鳥と比べ、第一趾が長い。
爪の湾曲が大きい。(枝にぶら下がるのに適す)
枯れ木をほじって、虫を食べる。
冬でも高い山に残る。
カラ類の中でも特に強い嘴。
朽木を壊して中にいる昆虫を捕まえることも。
朽木に自分で穴を掘って巣を作る。
穴を掘る行動そのものが、オスがメスに見せるディスプレィ。
メスが気に入ると二羽で穴を掘り、仕上げはメスが行う。
ある調査で、10月に採った食物の9割近くは貯えに回す。
冬の間の食料の7割が秋に貯えてあったもの。
別名で十二雀
ハシブトガラ
つがい関係は一生続く。
中国では九州と同じ緯度の地域にも分布。
大陸ではコガラと分布が重なる地域も多い。
ヤマガラ
日本全土ほとんどの地に生息するが、小笠原諸島には生息せず。
メスは体色が淡く、きゃしゃ。
あまり移動しない。
山手線の内側では明治神宮のみ生息。
貯食をするので、冬も移動しないですむ。
一年中同じ場所で行動するが、漂鳥の個体もいる。
一年中番で行動。
メスのみ抱卵
メスが採餌に出かけるときはオスもついて行く。
雛にはオスも給餌する。
春~夏は動物質の餌が9割
秋は半々
エゴノキやイチイなどの木の実を好む。
果肉ではなく、中の種子を食べる。
イチイの種子にはアルカロイドが含まれ、哺乳類には有害だが一部の鳥類には無害。
ゴジュウカラ
ゴジュウカラ科は世界で25種、日本にはただ一種。
木の幹が生活場所
アカゲラなどの古巣で繁殖
入り口を泥で小さくする。