畳文

 

あのカッコウは企んだ、あの格好は托卵だ

あのかっこうはたくらんだ

「雨、ひどいわ」、「アメヒド、岩!」

あめひどいわ

いかがわしい、加賀、鷲

いかがわし

潔い鷺よ

いさぎよ

海浮いたウミウ、居た

うみういた

海浮かんだ鴨、ウミウ噛んだかも

うみうかんだかも

老いた鷲、いなくなった、お労しい、亡くなった

おいたわしいなくなった

オナガ飼った、尾、長かった

おながかった

泳ぎなら鵜よ、泳ぎ習うよ

およぎならうよ

カイツブリか、いつぶり?

かいつぶり

格好良かったカッコウよ、買った

かっこうよかった

カナリア、甥のかなり青いの

かなりあおいの

かなり味が悪いカナリア、痔が悪い

かなりあじがわるい

かなり焦ったカナリア、雪駄

かなりあせった

かなり遊んだカナリア、損だ

かなりあそんだ

かなり頭にきたカナリア、たまに来た

かなりあたまにきた

かなり暑がるカナリア、津軽

かなりあつがる

かなり危なかったカナリア、ブナ買った

かなりあぶなかった

かなり余ったカナリア、待った

かなりあまった

「かなりヤバいよ」、「カナリヤ倍よ」

かなりヤバいカナリヤ、倍

かなりやばいよ

かなりやばい

鴨、目立ってきた、カモメだって来た

かもめだってきた

からすみあげたカラス、見上げた

からすみあげた

帰省中避難だ、奇声、チュウヒなんだ

きせいちゅうひなんだ

今日、三回忌参加のご遺族、

協賛か、粋、サンカノゴイ属

きょうさんかいきさんかのごいぞく

今日、手術中死去、鵜、手術中止

きょうしゅじゅつちゅうし

ケリ、都バス、蹴り飛ばす

けりとばす

「サイチョウ、再来した?」、再調査、依頼した

さいちょうさいらいした

サンカノゴイ、サギ科、参加のゴイサギか

さんかのごいさぎか

シジュウカラ飼った、始終からかった

しじゅうからかった

島の事故に遇ったシマノジコに逢った

しまのじこにあった

十一月一日、ジュウイチが突いた、血

じゅういちがつついたち

十一時になった、ジュウイチ痔になった

じゅういちじになった

ジュウイチ、バン、目立った、十一番目だった

じゅういちばんめだった

ジュウイチ沸いた、十一羽いた

じゅういちわいた

石灰岩喰い、セッカ胃がん悔い

せっかいがんくい

ソウシチョウ誘う市長さ

そうしちょうさ

鷹、買った、高かった

たかかった

たたずむコウノトリ、立たず、向こうの鳥

たたずむこうのとり

探鳥、面白い、タンチョウ、尾も白い

たんちょうおもしろい

罪深かったツミ、部下、飼った

つみぶかかった

朱鷺、放つ時は夏

ときはなつ

飛び飛びトビ飛び

とび

飛び交うトビ、飼う

とびかう

飛び去っていったトビ、幸手行った

とびさっていった

飛島の事故に遇ったトビ、シマノジコに逢った

とびしまのじこにあった

トビ、たった二羽、飛び立った庭

とびたったにわ

飛びついたトビ、突いた

とびついた

飛び跳ねたトビは寝た

とびはねた

鳰、居ます、臭います

においます

二羽かアメヒド、岩、「にわか雨、ひどいわ」

にわかあめひどいわ

鶏にガス、二羽取り逃がす

にわとりにがす

ハイタカは、いたか

はいたか

ハイタカ類はいた、軽い

はいたかるい

バッタ奪った鵜

ばったう

バン、三回晩餐会

ばんさんかい

便秘、至急浣腸、便秘し九官鳥

べんぴしきゅうかんちょう

ホシガラス的、星柄、素敵

ほしがらすてき

真っ白、潔い、真っ白い鷺、良い

まっしろいさぎよい

醜いコンドル、身に食い込んどる

みにくいこんどる

ミミズ喰い、亡くなった、ミミズク居なくなった

みみずくいなくなった

モズ類もズルい

もずるい

ロビン横、ヨロビン横よ

ろびんよこよ