四字熟語

 

愛屋及烏

あいおくきゅうう 

(おく)を愛して烏に及ぶ

人を愛すると、その家の屋根にいるカラスまで好ましくなるという意から、愛する人の全てが好ましく思えることをいう。

哀鴻遍野

あいこうへんや

哀鴻野(あいこうや)に遍(あまね)

野のいたる所に、悲しげな鳴き声をあげている雁がいる意から、悲痛な叫び声をあげて、多くの難民がいたる所にあふれているさまをいう。

鴻は大型の雁。哀鴻は悲しげに鳴きながら飛ぶ雁。流浪の民のたとえ。

遍野は、野原のあらゆる所の意。

鴉雀無声

あじゃくむせい

鴉雀声無 (あじゃくこえな)

鴉や雀など鳥の鳴き声が聞こえない意から、ひっそりして声ひとつない、静まり返っている形容。

一雁高空

いちがんこうくう

一羽の雁が群れから離れて、一段と高く飛んでいるようす。

孤高の境地のたとえ。

(用法)  一雁高空の境地に至ることはなかなか難しい。

一石二鳥

いっせきにちょう

一つの石を投げて、二羽の鳥を同時にしとめるの意から、一つの行為で、二つの利益を得ること。

鷸蚌之争

いつぼうのあらそい

競り合っているうちに、第三者に利益を奪われることのたとえ。

シギとドブ貝が争っている内に、ともに漁師に捕えられたという。

烏合之衆

うごうのしゅう

カラスの群れのように、統制も規律もなく、ただ数だけ多く集まっただけの集団。

烏兎怱怱

うとそうそう

月日があわただしく流れ過ぎていくたとえ。

「烏兎」は歳月、月日の意。太陽には三本足の烏が棲んでおり、月には兎が棲んでいるという古代中国の伝説による。

「怱怱」は急ぐさま。

雲散鳥没

うんさんちょうぼつ

雲のように散り、鳥のように消え去る意から、またたくまに跡形もなく消えてしまうこと。

雲中白鶴

うんちゅうはっかく

世俗を超越した高尚な境地にいる人、高潔な人のたとえ。

「雲」は白い雲で、世俗を脱した高潔な境地のたとえ。

越鳥南枝

えっちょうなんし

越鳥(えっちょう)は南枝(なんし)に巣くう

中国南方の越の国の鳥は、巣を作るとき故郷のことを思って南の枝に巣を作るの意から、故郷を懐かしみ忘れがたく思う気持ちのたとえ。

鴛鴦之契

えんおうのちぎり

夫婦の仲が極めて睦まじく、夫婦の絆が非常に堅いこと。

燕雀鴻鵠

えんじゃくこうこく

小人物には大人物の考えや大きな志などわからないことのたとえ。

鳶飛魚躍

えんびぎょやく

鳶飛(とびと)び魚躍(うおおど)

鳶が空を飛び、魚が淵に躍る意から、万物が自然の本性に従って、自由奔放に楽しんでいることのたとえ。

また、君主の徳などが広く及び、世の中をうまく治めていること。

鳶目兎耳

えんもくとじ

鳶の目は遠くのことまで目ざとく見つけることができ、兎の耳はどんな小さな音もよく聞こえるという意で、そのような目と耳を持った鋭い人。新聞記者や雑誌記者などの報道関係者をいう。

鴛鴦夫婦

おしどりふうふ

どこへ行くにも一緒で仲の良い夫婦。

鶴寿千歳

かくじゅせんざい

鶴は千年の寿命を保つ意から、「鶴寿」は鶴の寿命。

長命、長寿のこと。

鶴髪童顔

かくはつどうがん

老人が鶴のように白髪で、血色のいい顔をしている意から、老人が元気であること。

「鶴髪」は鶴の羽毛のように真っ白な髪であることから白髪。

鶴立企佇

かくりつきちょ

鶴が立っている姿のように、首を伸ばしつま先立って待ち望むように見える意から、待ち遠しく思うこと。

「企」はつま先立つこと。

「佇」はたたずむ、待ち望む意。

家鶏野鶩

かけいやぼく

家に飼っている鶏を嫌って、野生のアヒルを好む意から、古いものを嫌い遠ざけて、珍しくて新しいものを好むたとえ。

花鳥月露

かちょうげつろ

花と鳥と月夜におりる露。自然の美しい景色のたとえ。

「花鳥」は花と鳥。「月露」は月夜の露。

花鳥諷詠

かちょうふうえい

花や鳥など、四季折々に移り変わるありのままの自然界や人間の生きていく姿を、客観的に素直に詩歌に詠みあげていくこと。

これが俳句の本来の道である、と正岡子規の伝統を受け継いで高浜虚子が提唱。ホトトギス派の基本理念となった。

「花鳥」は自然のたとえ。「諷詠」は詩歌をうたい作ること。

花鳥風月

かちょうふうげつ

咲きにおう花、空に舞う鳥、そよぐ風、秋の名月など自然の美しい風物をさす。転じて、自然の風物を対象に詩歌を詠み、絵を描いたり、風流を楽しむこと。

鷽鳩笑鵬

がくきゅうしょうほう

鷽鳩はウソやハトなどの小鳥。鵬はホウで大鳥。

愚かな小人の心で賢明な大人の心を理解できないたとえ。

烏之雌雄

からすのしゆう

カラスは雄も雌も色が黒くて判別しにくいという意味から、人の心や物事の善悪の判定は難しいということのたとえ。

閑雲野鶴

かんうんやかく

大空を静かに流れる雲と、広い野に遊ぶ野生の鶴の意から、世俗にわずさわれず、自由にのんびり悠々と過ごす境遇のたとえ。

関関雎鳩

かんかんしょきゅう

夫婦睦まじく仲が良いこと。「関関」はつがいの鳥が鳴き交わす声のこと。「雎鳩」はつがいの鶚が川の中州で仲良く鳴き交わし、仲睦まじいことをたとえたもの。夫婦が仲睦まじく家庭が円満になる楽しみを、「関雎(かんしょ)」の楽しみという。

亀鶴之寿

きかくのじゅ

鶴は千年、亀は万年といわれるように、どちらも長生きすることから長寿のことをいう。

鳩居鵲巣

きゅうきょじゃくそう

鳩鵲(はとかささぎ)の巣に居()

鳩は巣作りが下手で、巣作りの上手な鵲の巣に住み、卵を産む意から、女が嫁いで夫の実家にいることのたとえ。転じて、努力しないで他人の地位や権力を横取りすることのたとえ。

鳩首凝議

きゅうしゅぎょうぎ

額を寄せ合って熱心に相談、討議すること。「鳩」は集める意。

「鳩首」は頭を集めることで、人々が集まり額を突き合わせる意。

「凝議」は熱心に議論すること。

鳩首謀議

きゅうしゅぼうぎ

額を寄せ合って熱心に相談、討議すること。「鳩」は集める意。

「鳩首」は頭を集めることで、人々が集まり額を突き合わせる意。

「謀議」は計画を相談すること。

窮鳥入懐

きゅうちょうにゅうかい

窮鳥懐(きゅうちょうふところ)に入()

窮地に追い詰められて、人が助けを求めすがること。

窮地に陥った人が助けを求めてきたら、どんな事情があっても見捨てずに助けてやるのが人の道である、ということのたとえ。

牛刀割鶏

ぎゅうとうかっけい

牛刀もて鶏を割()

鶏をさばくのに牛を切る大きな包丁を用いる意から、小さなことを処理するのに、大げさな手段や方法を用いることのたとえ。

また、それらを戒めたことば。

金烏玉兎

きんうぎょくと

太陽と月をいう。「金烏」は伝説上で太陽に住むという三本足の烏。

転じて、太陽のたとえ。

「玉兎」は伝説上で月に住むという兎。転じて月のたとえ。

欣喜雀躍

きんきじゃくやく

思わず小躍りするほど、大喜びすることのたとえ。

「欣」「喜」はともに喜ぶ意。

「雀躍」は雀が飛び跳ねるように、喜んで小躍りするさま。

禽獣草木

きんじゅうそうもく

鳥獣と植物。命あるものすべて。

禽息鳥視

きんそくちょうし

獣のように息をして、鳥のように見る意から、無益に生きながらえるたとえ。

禽獣が息をしたりものを見たりするのも、結局は食を求めることに過ぎず、ただいたずらに生きているに過ぎないことからいう。

鶏群一鶴

けいぐんのいっかく

多くの鶏の群れの中にいる一羽の鶴の意から、多くの凡人の中に、一人だけきわだってすぐれた人が混じっていることのたとえ。

鶏口牛後

けいこうぎゅうご

たとえ大きな組織や集団でも、末端にいるより、小さな組織、集団でもよいからリーダーとなって重んじられるほうがよいということ。

鶏尸牛従

けいしぎゅうしょう

牛の大きな群れの後ろに従い行くよりは、小さくても鶏の群れの長になったほうがよいという意から、大きな集団や組織の末端にいるより、小さくても長となって重んじられるほうがよいということ。

「鶏尸」は鶏の群れの長。

鶏皮鶴髪

けいひかくはつ

年老い衰えた老人のたとえ。

「鶏皮」は鶏の肌のように、皮膚が張りや艶を失い衰えたさま。

「鶴髪」は頭髪が鶴の羽のように白くなったさま。

鶏鳴狗盗

けいめいくとう

小さな策を弄する人や、つまらないことしかできない人のたとえ。

また、つまらないことでも何かの役に立つことがあるたとえ。

「鶏鳴」は鶏の鳴きまねをすること。

「狗盗」は犬のようにこそこそと、わずかなものを盗むことから、卑しいことをして人をあざむく者のたとえ。

鴻雁哀鳴

こうがんあいめい

雁が飛んで悲しげに鳴く意から、流浪の民が、その窮状を訴えるたとえ。

孤雲野鶴

こうんやかく

世俗を遠ざかった隠者のたとえ。また、世俗の名利などから遠ざかった者のたとえ。ぽつんと一片だけ浮かぶ雲と野に住む鶴の意から。

「孤雲」はちぎれ雲。

「野鶴」は野に住む鶴。世俗を離れ超然としている人のたとえ。

鵠面鳩形

こくめんきゅうけい

飢えて痩せ果てている形容。「鵠面」は痩せ果て、顔の形が細くとがって鵠に似ていることから。「鳩形」は痩せ果てて胸が突き出て鳩に似ていること。

孤雌寡鶴

こしかかく

夫を失った女性のたとえ。

「孤雌」は雄を失った孤独な雌。「寡鶴」は配偶のいない鶴。

慙鳬企鶴

ざんきふかく

()を慙(はじ)(かく)を企(くわだ)

自分が鴨であることを恥ずかしく思って、鶴になろうとする。自分の素質を考えないで、むやみに人の長所をまねようとする愚かさ。

慈烏反哺

じうはんぽ

情け深い烏が幼い時の恩を忘れずに、年老いた親に口移しで餌を与える意から、子が親の恩に報いて孝養を尽くすこと。親孝行のたとえ。「慈烏」はカラスの異称。「哺」は口の中の食物のこと。

雌伏雄飛

しふくゆうひ

将来を期して人の下に従い、低い地位に甘んじ、やがては大きく羽ばたき活躍すること。「雌伏」は、雌鳥が雄鳥に従い伏す意味。転じて、人の下に付き従うこと。低い地位に辛抱していること。「雄飛」は、雄鳥が飛ぶように、盛んに活躍すること。

鴟目虎吻

しもくこふん

フクロウの目付きと、虎の口元。残忍であくまでもむさぼりとろうとする態度、容貌を形容することば。「鴟」はフクロウ。

社燕秋鴻

しゃえんしゅんこう

出会って間もない間に分かれること。

燕は春の社日に来て秋の社日に帰る。鴻(ヒシクイ)は秋に来て春帰る。

雪泥鴻爪

せつでいこうそう

人の行いなどは、儚いものであるたとえ。「雪泥」は、雪が解けた時のぬかるみ。「鴻」は、大きな鳥、雁。「鴻爪」は、雁の爪の跡。人生はちょうど渡り鳥の雁が雪解けのぬかるみを踏んだようなものである。ぬかるみにたまたま指や爪の跡は残るが、どの方向に飛び去ったのか分からないように、人生もはかなく分からないという意。

巣林一枝

そうりんいっし

鳥は木のたくさんある林に巣を作るが、それでもたった一本の枝にしか巣を掛けないという意から、分相応の小さい家に満足することをいう。者には限度があるということ。「巣林」は林に巣を作ること。

鼠牙雀角

そがじゃっかく

鼠や雀が屋根や壁を傷つけるために、本来持っていない牙や角があるのではないかと憶測すること。凶暴な者が非道なことをして争いの元を作り、訴訟を争うこと。一般に訴訟の事。

泰山鴻毛

たいざんこうもう

非常に重いものと軽いもの。重んずべきものと、軽んぜべきもの。

隔たりが甚だしいことのたとえ。「泰山」は中国山東省にある名山で、極めて重いもののたとえ。「鴻毛」は鴻(おおとり)の羽毛の意で、極めて軽いもののたとえ。

長頸烏喙

ちょうけいうかい

長い頸ととがった口先。このような人相をした人物は、カラスのように強欲、陰険で、苦労をしても安楽に暮らすことはできないという。中国春秋時代の越の国の范蠡が越王勾践について言った言葉。

鳥語花香

ちょうごかこう

鳥の鳴き声と花の香りの意から、春ののどかな情景、風物のこと。

鳥尽弓蔵

ちょうじんきゅうぞう

鳥尽き弓蔵(ゆみおさ)めらる

鳥を射尽くしてしまうと、不必要となった弓が蔵にしまわれてしまうという意から、目的が達せられた後には、それまで重用されていた者が捨てられるということのたとえ。

鳥面鵠形

ちょうめんこくけい

鳥のような顔で、鵠のような体をしている意から、飢えのため非常に痩せて、両頬がこけているさま。「面」は顔、「形」は体。

兎葵燕麦

ときえんばく

「兎葵」草のイエニレ、「燕麦」はカラスムギ。葵や燕の名が付いているが、実際は違うことから、名ばかりで実質が伴わないもののたとえ。

兎起鶻落

ときこつらく

野兎が巣穴から飛び出したり、ハヤブサが獲物を捕らえようとして急降下するようす。転じて、書画や文章の勢いがあることのたとえ。

「鶻」はハヤブサ。

兎走烏飛

とそううひ

歳月が慌ただしく過ぎ去っていくことのたとえ。「烏」は日(太陽)、「兎」は月を意味し、転じて月日、歳月のたとえ。太陽に三本足のカラスが住み、月に兎が住むという古代中国の伝説による。

能鷹隠爪

のうよういんそう

能ある鷹は爪を隠す

能力のある鷹ほど、その能力と強さの象徴である爪を、やたらとひけらかして威嚇したりはしないということ。転じて、本当に実力のある人は、やたらと力を誇示したりしないということ。「能鷹」は優れた鷹。「隠爪」は自分の爪を隠して外に見せないこと。

梅妻鶴子

ばいさいかくし

梅と鶴を家族にする意で、妻をめとらず、気ままで風流な暮らしをすることのたとえ。また、世の煩わしさを避けて、風流に暮らす人の形容。「梅妻」は、妻をめとらずに梅を植えること。「鶴子」は、子を持たずに鶴を飼うこと。共に風雅な趣味をたとえている。

白兎赤烏

はくとせきう

月と太陽の意から、月日、時間、歳月のこと。「白兎」は、月に兎がいるという伝説から月の別称。「赤烏」は、太陽に三本足のカラスがいるという伝説から、日の別称。

飛鷹走狗

ひようそうく

鷹を飛ばし、犬を走らせる意で、狩りをすること。「飛鷹」は鷹を飛ばすこと。「狗」は犬で、猟犬のこと。

牝鶏牡鳴

ひんけいぼめい

雌鶏が雄鶏の鳴きまねをするところから、女性が権力を握ること。

「牝鶏」は雌の鶏。「牡鳴」は雄鶏の鳴き真似をする意。

風声鶴唳

ふうせいかくれい

おじけづいた者が、些細な物音やかすかな声に恐れおののくことのたとえ。「風声」は、風の音。「鶴唳」は、鶴の鳴き声。些細な物音にも怯えるたとえ。

伏竜鳳雛

ふくりゅうほうすう

才能が有りながら、機会に恵まれず、実力を発揮できないでいる者のたとえ。また、将来が期待される若者のたとえとしても用いられる。「伏竜」は、伏し隠れている竜。「鳳雛」は、鳳(おおとり)の雛。

「鳳」は想像上の瑞鳥、鳳凰のこと。

百舌勘定

もずかんじょう

鳩、鴫、百舌が15文の食事をして、勘定のとき百舌は鳩に8文、鴫に7文出させて自分は1文も出さなかった。

勘定のとき、自分は金を出さないで人に出させること。

門前雀羅

もんぜんじゃくら

門前で網を張って雀を捕まえることができるということから、訪れる人もなく、門前がさびれているさま。「雀羅」は雀を捕まえるときに使う霞網のこと。

鷹視狼歩

ようしろうほ

鷹のような鋭い目つきと、狼のように、獲物を求めるような歩き方の意から、猛々しく欲深く、残忍な人物の形容。また、勇猛で隙を見せない豪傑の形容としても用いられる。「鷹視」は欲深で凶悪な人の目つきのたとえ。「狼歩」は狼が歩く姿。

羅雀掘鼠

らじゃくくっそ

雀を羅(あみ)し鼠を掘る

網を張って雀を捕え、地中を掘って鼠を捕まえて食べる意から、食べる物がなくひどく困窮している状態のたとえ。

落花啼鳥

らっかていちょう

自然の趣や風情のこと。咲き誇っていた花は散り落ち、鳥の囀る声が聞こえる、晩春の風流な味わいある風景。

「啼鳥」は鳥の鳴き声、鳴く鳥のこと。

竜駒鳳雛

りゅうくほうすう

立派に豊かに育つ仔馬と鳥の雛の意から、転じて、非常にすぐれた素質を持つ少年のことをいう。「竜駒」は駿馬、名馬。「鳳雛」は、想像上の霊鳥、鳳凰の雛。

良禽択木

りょうきんたくぼく

良禽は木を択(えら)

賢い鳥は、外敵や餌の心配のない良い木を選んで巣を作るという意から、賢者は立派な主人を選んで仕えることのたとえ。

籠鳥恋雲

ろうちょうれんうん

籠鳥(ろうちょう)雲を恋()

籠の中の鳥が自由に浮かんでいる雲を恋い慕う意から、拘束されている者が、自由な境遇をうらやむことのたとえ。

 

 三字熟語

閑古鳥

カッコウ

カッコウが訛ってカンコ。それに鳥を付けた。

閑古は当て字。

カッコウが鳴く里は閑静なので、「閑」の字を選ぶ。

古びた風景を想像して「古」の字を選ぶ。

案山子

かかし かがし

雀などを追い払うため、田畑に立てる人形。

視覚ではなく、嗅覚に訴えた。

腐ったもの、嫌な臭いを発散させるもの。

「嗅がし」で、「かがし」が、本来。

「案山」は風水術から。風を遮り、その土地を守る。

天鵞絨

ビロード

毛羽を立てた光沢のある織物。

ビロードはポルトガル語veludoの訛り。

天鵞はオオハクチョウの漢名。

絨は毛織物。

 

 

ホーム

鳥へぇ