ツル目
ツル目 |
肉食や穀物食のものに発達するそ嚢は無い。 盲腸が長い 地上生活、地上で営巣。 後趾は小さく、位置が高いので枝に止まれない。 チドリ目に近い。 雌雄で巣作り、抱卵、育雛するものが多い。 |
ミフウズラ |
サケイ目に近い ハト目同様に頸を上げずに水を吸飲できる。 砂浴び、日光浴を好む。 雌雄で巣作り、雄だけで抱卵、育雛。 メスがやや大きい。 飼育下では4〜5ヶ月で繁殖可能。 |
ツル科 |
大型のものが多い。(最小のアネハヅルでも全長97cm) |
嘴は長く鋭い。 魚類や昆虫類を捕獲するのに適しているだけでなく、小さな植物の種子を一粒一粒つまみ上げることもできる。 |
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鳥としては長寿。 |
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一卵目から抱卵。 48時間ごとに産卵 育つのは一羽が多い。 |
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2〜3年に一回換羽 初列風切、次列風切、尾羽が同時にまとめて抜ける。 |
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アネハヅルとカンムリヅル属は徐々に換羽し飛べなくならない。 (湿地でなく、草原で生息するので飛べないと生存に不利) |
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後趾が短く、枝には止まれない。 カンムリヅルは後趾が発達していて、樹上でも活動する。 (ツル目で最も原始的な種。普通の鶴も昔は木に止まれた。) カンムリヅルの産卵数は3(普通のツルは2個) |
ツルの一声 |
遠くまで良く響く。 気管が胸骨内で渦巻いて長い。 そのため、鳴管で発生した音が響くため。 |
あまり鳴かないコブハクチョウは胸骨に穴がない。 |
タンチョウ |
世界最重のツル。最大で15kg |
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英名 日本鳥学会ではJapanese Crane 米国、中国ではRed-crowned Crane 中国名 丹頂鶴(タンディンフ) |
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DNA解析で、北海道の個体群は多様性が著しく劣っていた。 |
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染色体 2n=80 |
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頚骨17個 気管の長さは120cm そ嚢はない |
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頭頂の赤い部分は肉瘤という小さな肉の瘤の集まりが裸出したもの。 この瘤は表層にある無数の毛細血管が流れているため赤く見える。 興奮すると大きく(2〜3倍)、色鮮やかになる。 この肉瘤は幼鳥にはないので幼鳥は赤くない。 |
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風切羽は2〜3年に一度、一斉に抜ける。 一ヶ月ほど飛べなくなる。 |
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足指の裏は黒か肌色。 |
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雌雄で抱卵するが、夜はメスのみ。日中は♂六割。 二卵目が孵るとオスは巣に座らせてもらえない。 ヒナは130g、13cm |
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♂ |
♀ |
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全長 |
137 |
125 |
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嘴の長さ |
16.2 |
15.2 |
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声 |
800Hz〜1,200Hz 短い |
1,000Hz〜1,500Hz 長く鳴く |
単位 cm
マナヅル |
夫婦で鳴き合うとき、オスは翼を持ち上げるが、メスはしない。 |
クイナ科 |
換羽で一時的に飛べなくなる。 |
産卵は一日一個。 |
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抱卵斑は3個。 |
バン |
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漢字名 |
鷭 |
飛び立ち |
助走が必要 |
額板 |
嘴の角質に由来し硬い。 冬は額板の色が褪せ、大きさも小さくなる。 |
弁足 |
水鳥のひれは指と指の間にあるが、バンには指そのものに付いている。 |
趾 |
趾が長い(特に第二趾) |
換羽 |
繁殖後に行われ、一時的に飛べなくなる。 |
繁殖 |
繁殖中に風切羽が同時に換羽。 |
蓄積脂肪の多い、小太りのオスがもてる。 |
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普通一夫一妻だが、一夫多妻もある。 稀に一妻多夫の例も。 一夫多妻でも縄張り一つ(メスたちは母娘が多い) 一夫多妻のときは全てのメスが同じ巣に産卵し、抱卵、育雛を全員で行う。 一妻多夫の報告でも、番のオスたちは兄弟であった。 |
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巣作り |
雄の方が熱心。 |
産卵 |
一つの巣に複数のメスが産卵することも。 (24%が一つの巣に、二羽以上のメスが産卵) |
抱卵 |
一斉抱卵 オスが7割以上 メスはしっかり抱卵してくれるオスを選ぶことが重要。 メスが縄張防衛を積極的に行う。 縄張境界線での闘争はメス同士で激しい。 |
種内托卵 (多重産卵) |
託卵を行うメスは、他の巣に産卵した後、 自分の巣で産卵し、自分の巣の卵だけ世話。 託卵された側はそのまま受け入れるが、 遅れて孵化することが多く、無事に育つ率は低い。 |
稀にヨシゴイなど他の種に托卵するケースも。 |
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若鳥 |
額板が鮮紅色になると親の縄張りを離れる。 |
オオバン |
バンよりさらに水辺の生活に適応。 潜水もできる。 バンと違い弁足だが、カイツブリと違い脚を交互に動かし推進。 カモなどの蹼足と違い畳むことができないので傾けて戻す。 |
泳ぐときはバンと違い、尾を上げない。 |
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浮き巣はイタチ、タヌキから守るのには有利。 巣の8割は波により崩壊。 一日一卵産卵、平均5卵。 第二卵から抱卵 年一回繁殖(ヨーロッパのオオバンでは年二回繁殖も多い) |
ヤンバルクイナ |
鳥の胸筋は普通、体重の20%ほどだが、ヤンバルクイナでは1.8%しかない。(8g) 腰脚筋は10.4%もある。(45g) |
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雄が大きい。 ふ蹠60mm、全頭長89mm以上なら雄。 |
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虹彩 |
〜1.5ヶ月齢 |
暗緑灰色〜黄褐色 |
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4ヶ月齢 |
澄色味のある赤色 |
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6.5ヶ月齢〜 |
成鳥と同じルビー色 |
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抱卵は一日ニ交代 通常夜間はオス。 |
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ねぐらの木は、太さ平均29cm、幹の根元の傾き67度。 ねぐらの枝は高さ平均6.7m。 葉の無い見通しの良い場所。 |
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樹上からの滑空が観察されている。 羽ばたいて空中に浮かび上がるのを目撃されている。 |
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ニュージーランドクイナ属とする説とクイナ属とする説がある。 |
額板(がくばん) |
日本ではバン、オオバン、♂夏羽のツルクイナのみ。 |
上嘴から伸びて額を覆う板状の肉質部。 感触は爪に似ている。 大きさや厚さは個体により違う。 ♀より♂の額板が大きいが、例外もかなりある。 繁殖期になると、♂の額板が大きくなる例もある。 |
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互いの地位を伝える信号の役を果たす。 |
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バンでは幼鳥、非繁殖期は緑色で、繁殖期は赤色。 |
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ハイイロエボシドリ(エボシドリ科)、ツリスドリ(ムクドリモドキ科)にも良く似た額板がある。 |
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多くの鴨類では嘴の付け根にコブないし膨らみがある。 |
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オオバン |
大きさも感触も、親指の付け根の膨らみと同じ位の単純な一枚の板。 |
アメリカオオバン |
少し小さな赤い『たこ』のような肥厚がその上部を覆っている。 |