毒鳥

毒のある鳥
ピトフーイ類 神経毒(ホモバトラコトキシン)
ニューギニア
カラス科モズヒタキ族ビトフーイ属
ヒタキ科モズビタキ亜科とも
モリモズの属名
自身では毒を生成しないので、食餌由来。
ズグロモリモズ(65gの英名フーディド・ピトフーイ)が最も毒性が強い
カワリモリモズ(90g、毒性は中)
サビイロモリモズ(100g、毒性は弱)
皮膚が最も強い毒性、次が羽、筋肉の順。

ステロイド系アルカロイド(植物塩基)構造を持つホモバトラコトキシン
という神経を麻痺させる作用がある毒。

青酸カリの約2千倍、数ミリグラムでネズミが死ぬ猛毒。
毒を持つようになったのは、外部寄生虫からの防御のため。
モウドクフキヤガエルと極めて近い毒。
1万5000kmも離れた場所に生息。
どちらもバトラコトキシンを持つジョウカイモドキ科を餌にしている。
鮮やかな警告色を持つ。
無毒なオオクロチメドリはベイツ擬態をしている。
ズアオチメドリ 神経毒(羽と皮膚)
ニューギニア
スズメ目カラス科ズアオチメドリ属
イフリタ・コワルディ
他にカモ科、ハト科、キジ科、オウム科、チャイロモズツグミなど。
北米のエリマキライチョウ、豪州のニジハバト、チャノドニジハバト、モーリシャス島の
モーリシャスバトは毒を持つことがあり、肉を食べると中毒症状を起こすこともある。

ヤドクガエルを毒成分のない餌で育てると、毒を持たない蛙になる。

エトロフウミスズメ 柑橘系の匂いを持つアルデヒド化合物を分泌し、
外部寄生虫の忌避効果を持つ。


中国の古い文献に毒鳥、鴆(チン)の記述がある。
分布 中国の江南
南方の国
姿 鷲ぐらいの大きさ
紫がかった緑の翼
首は長い
嘴は赤
生態 マムシの頭を好んで食べる
無味無臭で水溶性
全身に毒を持つ
羽毛一枚を浸した毒酒で、毒殺できる


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