学名

 

学名はラテン語で書かれる(ギリシャ語の影響を多く受ける)

字体はイタリック体

属名、種小名、(亜種小名)(命名者)(命名年)の順

種小名と亜種小名が同じものが基亜種

種小名がわからない場合、sp.と書く(speciesの略)

 

alba

アルバ(女性形) 白い 

ダイサギ、ミユビシギ、ゾウゲカモメ、シロアジサシ、ハクセキレイ

canus

カヌス 灰色の

カモメ、ヤマゲラ

carbo

カルボ カーボン() 羽が黒いから

カワウ、ケイマフリ

cinerea

キネレア 灰色の

アオサギ、マミジロクイナ、ツルクイナ、ヒメコウテンシ、キセキレイ

cinereus

灰色の

ケリ、ソリハシシギ

indicus

インディクス インドの

インドガン、サシバ、ヨタカ、イワミセキレイ

japonensis

ヤポシネス 日本の

タンチョウ

japonica

ヤポニカ(女性形) 日本の 

ウズラ、ヒレンジャク

japonicus

ヤポニクス(男性形) 日本の

メジロ

leuco-

レウコ 白い

オオミズナギドリ(白と黒)、カツオドリ(白い腹)

オオアカゲラ(白い耳)、シラガホオジロ(白い頭)

major

マイヨル より大きい

アカゲラ、オオトラツグミ、シジュウカラ

minor

ミノール より小さい

オオグンカンドリ、クロツラヘラサギ、コアカゲラ

minutus

ミヌトゥス 小さい

コシャクシギ、ヒメカモメ、ヒメクロアジサシ

montanus

モンタナス 山の

コガラ、スズメ

nigra

ニグラ 

ナベコウ、クロガモ

sinensis

シネンシス シナ(中国)産の

ヨシゴイ、シロガシラ、カラムクドリ

-ago 〜に似た 鶏()gallina+〜に似たago=タシギgallinago

-ensis 〜に産する

 

女性形

中性形

男性形

.japonica

japonicum

japonicus

japoniensis

japonense

japonensis

 

 

女性形

男性形

アジサシ属

メジロ

ウズラ

 

エリグロアジサシ

 

オオソリハシシギ

 

オオバン

 

オオルリ

 

オグロシギ属

 

キセキレイ

 

キビタキ

 

クロガモ

 

サメビタキ

 

シロアジサシ

 

ゾウゲカモメ

 

ダイサギ

 

チュウサギ

 

ツバメ

 

ナベヅル

 

ハギマシコ属

 

ハクセキレイ

 

ヒレンジャク

 

ミユビシギ

 

日本の鳥で中性の学名はメグロだけ。

 

 

ラテン語

ギリシャ語

鳥類

アヴィス

オルニス

アイサ

メルグス

アイトゥイア

アオサギ

アルデア

エローディオス

ウズラ

コターニックス

オルトゥックス

オウム

プシッタクス

プシッタコス

オオバン

フリカ

 

カケス

ガルルス

キッサ

カササギ

ピカ

 

カッコウ

ククルス

コッククス

カモ

アナス

ネーサ

カモメ

ガーヴィア

ラロス

カラス

コルヴス

コーニックス

コラックス

コローネー

カワセミ

アルケド

アルクオーン

ガン

アンセル

カーン

キジ

ファシアヌス

ファシアノス

キジバト

トゥルトゥル

トゥルゴーン

キツツキ

ピークス

(ケレオス)

クジャク

パヴォ

タオース

コウノトリ

キコニア

 

シジュウカラ

パルマ

 

スズメ

パッセル

ストロウトス

タカ(トビ)

ミルウス

キルコス

タカ(ハヤブサ)

ブテオ

ヒエラックス

ダチョウ

ストゥルティオ

 

ツグミ

タルドゥス

キクレー

ツバメ

ヒルンド

ケリドーン

ツル

グルス

ゲラーノス

トキ(コウノトリ)

 

イビス

ニワトリ

ガルス

アレクトール

ハクチョウ

キクヌス

ククノス

ハゲワシ

ヴルトゥール

ギプス

ハト

コンルバ

ペリステラ

ヒバリ

アラウダ

(コリュードス)

フィンチ類

ピピオ

スピザ

フクロウ

ストゥリックス

アシオ

ブボ

グラウクス

ストゥリックス

ムクドリ

ストゥルヌス

プサル

ワシ

アクィーラ

アエトス

 

 

ラテン語

 

ウーヌス

unus

 

ドゥオ

duo

 

トレース

tres

 

クロットゥル

quattuor

 

クィンクエ

quinque

 

セクス

sex

 

セプテム

septem

セプテンバー(9)

オクトー

octo

オクトーバー(10)

ノヴェム

noven

ノベンバー(11)

デケム

decem

ディセンバー(12)

十一

ケントゥム

centum

 

十二

ミーレ

mille

 

ローマでは昔は現在の三月を第一の月として、一年を10ヶ月とし、

その後に年の月(ヤーヌス)と清めの月(フェブルア)とした。

暦の制度を定めるときに順序を代えた。

 

 

 

ラテン語

英語

一月

年の月

ヤヌアリウス

ジュヌアリ

二月

清めの月

フェブルアリウス

フェブルアリ

三月

第一の月

マルチウス

マーチ

四月

第二の月

アプリリス

エイプリル

五月

第三の月

マイウス

メイ

六月

第四の月

ユニウス

ジューン

六月

第五の月

ユリウス

ジュライ

八月

第六の月

アウグストゥス

アウガスト

九月

第七の月

セプテンベル

セプテンバー

十月

第八の月

オクトベル

オクトーバー

十一月

第九の月

ノベンベル

ノヴェンバー

十二月

第十の月

デケンベル

デセンバー

一月に年の月(ヤーヌス→英語でジャニァリー)

二月に清めの月(フェブルア→英語でフェブリュアリー)

三月にあたる第一の月は軍神マルスに捧げて英語でマーチ

四月にあたる第二の月は美の女神アプロディーテに捧げてエイプリル

五月にあたる第三の月は豊穣の女神マーイアに捧げてメイ

六月にあたる第四の月はローマの保護神の女神ユーノーに捧げてジューン

七月にあたる第五の月はジュリアス・シーザーの名を記念してジュライ

八月にあたる第六の月はローマの初代皇帝アウグストゥスの名をとってアウガスト

 

ラテン語由来

アウディ

audi『聞け』 audio(聞く)の命令形

アウディオーaudio(私は聞く)は、

音響装置audio(オーディオ)の語源

アドバイス

advicead visum(見られ方に応じて)から。

アドリブ

ad libは、ad libitum(任意に)の略。

アルバム

ラテン語の『白い』albusの中性形albumから。

エトセトラ

エト・ケーテラet ceteraの略

もともとは、『そして他の物』

カレンダー

『帳簿』を意味するラテン語calendariumから。

キャリア

ラテン語のカルラリアから

クイズ

ラテン語で『何』を意味する疑問代名詞quisから。

グラジオラス

『剣』を意味するラテン語gladiusから。

トイレ

織物や布を意味するラテン語telaに由来。

化粧品の下に小さな布を敷いたことから『化粧』を意味するようになった。

白血病

白血病leukemiaはギリシャ語の白leukosから

パーソナル

ラテン語のペルソナから

パン

ラテン語のpanisから。

ビデオ

ラテン語のウィデオー(私は見る)から

フィアット

fiat『かくあれかし』 fio(生じる)から

Fabbrica Italiana Automobili Torinoの頭文字でもある。

ペニス

ラテン語の『しっぽ』penisから。

鉛筆pencilと同源。

ペン

penpenna(羽根)から。

ボーナス

『良い』を意味するラテン語bonusボヌスから。

ホモサピエンス

ホモーhomoは人間、サピエンスsapiensは賢い。

(ギリシャ語で単一を意味するホモhomosとは無関係)

ボルボ

volvo『私は回転する』

マフラー

『手袋』を意味する古ラテン語のmuffulaから.

 

メラニン色素

melaninはギリシャ語の黒melasから

メルセデス

mercedesスペイン語で『慈悲深い人』

 (ラテン語のmerces『慈悲』由来)

ライバル

rivalはラテン語のrivus()から (川には右岸と左岸があり、対立するから)

リクルート

『再び成長する』を意味するラテン語から。

ルビー

『赤』を意味するラテン語rubeusから。

A.M.

P.M.

ante meridiem

post meridiem

 

コシジロキンパラの学名、ロレツラ・ストリアタ

ジュウシマツの学名、ロレツラ・ストリアタ・バラエティ・ドメスカテカ

ルーツがコシジロキンパラ単独かどうか良く分かっていないので、

バラエティ・ドメスカテカ(家禽化の意味)が付くのは鳥類で唯一。

 

アルブス、アルバ(ラテン語)

ミコアイサalbellus白っぽい

マガンalbifrons白い額

オジロワシalbicilla白い尾

ロイコス(ギリシャ語)

コシジロウミツバメleucorhoa白い腰

オオアカゲラleucotos白い耳

アルビノalbinoはラテン語の白album由来

アター(ラテン語)

オオバンatra

ニガー(ラテン語)

クロアシアホウドリnigripes黒い脚

ハジロカイツブリnigricollis黒い頸

メラノス(ギリシャ語)

アメリカウズラシギmelanotos黒い背中

カーボ()

カワウ、ケイマフリcarbo

ルバー、ルフス

大きい

マジョール

中くらい

インターメディア

小さい

ミノール

 

反復学名(トートニム)

植物と細菌では禁止されているが、鳥類では多い。

アカアシカツオドリ、ゴイサギ、ハイイロガン、オオハクチョウ、

ツクシガモ、シノリガモ、ノスリ、クロヅル、タゲリ、オグロシギ、

タシギ、ワシミミズク、ショウドウツバメ、ハシグロヒタキ、

キクイタダキ、ゴシキヒワ、ウソ、カササギ

種小名も同じ

タシギ、セイタカシギ、シロビタイジョウビタキ、ミソサザイ

 

属名

植物

Arenaria

キョウジョシギ

ノミノツヅリ

Oenanthe

ハシグロヒタキ

セリ

 

読み

読み方は特に規定されていない。

基本的にラテン語読み。

ローマ字とほぼ同じ。

固有名詞由来の場合は元の発音を尊重。

a

i

u

e

o

ae

アェ

au

アゥ

oe

オェ

c

カ行

ch

d

ダ ディ ドゥ デ ド

g

ガ ギ グ ゲ ゴ

h

発音しないことが多い

j

ヤ行(ヤ ヰ ユ ヱ ヨ)

ph

ファ フィ フ フェ フォ

qu

カ行

r

t

タ ティ ツ テ ト

th

タ ティ ツ テ ト

v

ワ ヴ

x

クス

y

()

z

ザ行

二重子音は促音()が近い

 

 

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