替え歌

 

赤い靴

赤い靴 はいてた 女の子

異人さんに 

つれられて 行っちゃった

若い靴 履いてた 研ナオコ

いー年した爺さんに 

付いて行って イチャイチャ

犬のおまわりさん

迷子の迷子の 子猫ちゃん

あなたのおうちはどこですか

おうちを聞いても わからない

名前を聞いても わからない

 

ニャンニャン ニャンニャン

ニャンニャン ニャンニャン

泣いてばかりいる 子猫ちゃん

迷子の迷子の おまわりさん

あなたのおうちはどこですか

おうちを聞いても わからない

どっかにピストル 落としたよ

 

パンパン パパン

パンパン パパン

どっかで 発砲 事件かな

うみ

海は ひろいな

大きいな

月が のぼるし

日がしずむ

牛は ひどいな

大食いだな

爪が のびるし

気が沈む

うれしいひな祭り

あかりをつけましょ ぼんぼりに

お花をあげましょ 桃の花

五人ばやしの 笛太鼓

今日はたのしい ひな祭り

あかりをつけましょ 地下室に

お花をあげましょ 御仏壇

誤認逮捕で 絞首刑

今日はくやしい 一周忌

朧月夜

菜の花畠に 入日薄れ

見わたす山の端 霞ふかし

春風そよふく 空を見れば

夕月かかりて におい淡し

菜の花畠に 入日薄れ

見わたす継母 お芋蒸かし

春風そよふく 上を見れば

オナラかかりて におい淡し

飾りじゃないのよ涙は

私は泣いたことがない

灯りが消えた街角で

速い車にのっけられても

急にスピンかけられても

恐くなかった

赤いスカーフがゆれるのを

不思議な気持ちで見てたけど

私泣いたりするのは

違うと感じてた

私は吐いたことがない

灯りが消えた街角で

強い焼酎一気に空けても

九本ビール空けても

吐かなかった

赤いカクテルが消えるのを

不思議な気持ちで見てたけど

私吐いたりするのは

違うと感じてた

私は泣いたことがない

灯りが消えた街角で

速い車にのっけられても

急にスピンかけられても

恐くなかった

赤いスカーフがゆれるのを

不思議な気持ちで見てたけど

私泣いたりするのは

違うと感じてた

下着は穿いたことがない

灯りが点いた街角で

速い車にのっけられても

急にスピンかけられても

恐くなかった

赤いスカートがゆれるのを

不思議な気持ちで見てたけど

私穿いたりするのは

違うと感じてた

かたつむり

でんでん虫々 かたつむり

お前のあたまは どこにある

角だせ槍だせ あたま出せ

全然無視無視 イジメるぞ

お前の頭は ボコボコに

へそ出せケツ出せ 金を出せ

悲しくてやりきれない

胸にしみる 空のかがやき

今日も遠くながめ 涙を流す

悲しくて 悲しくて

とてもやりきれない

このやるせない モヤモヤを

だれかに 告げようか

鼻に香る ウナギかば焼き

今日も遠くながめ 涙を流す

金無くて 金無くて

とても出し切れない

この払えない レシートを

だれかに ツケようか

北国の春

白樺

青空

南風

こぶし咲く 

あの丘 北国の

ああ北国の春

散らかり

雨漏り

隙間風

小虫湧く 

あの部屋 北向きの

ああ北向きの部屋

北の宿から

(北のヤドカリ)

あなた変わりはないですか

日ごと寒さがつのります

着てはもらえぬセーターを

寒さこらえて編んでます

女ごころの 未練でしょう

あなた恋しい 北の宿

あなたヤドカリじゃないですか

日ごと狭さがつのります

替えてはもらえぬ貝殻を

狭さこらえて住んでます

こんなボロボロ 住めんでしょう

あなたひどい 北のヤドカリ

この道

この道は いつか来た道

ああ そうだよ

あかしやの花が咲いてる

この店は いつか来た店

ああ ソーダ割り

明石屋さんまが吐いてる

この道は いつか来た道

ああ そうだよ

あかしやの花が咲いてる

この道は いつか来た道

せん そうだよ

赤い血流して泣いてる

この道は いつか来た道

ああ そうだよ

あかしやの花が咲いてる

この服は いつか見た服

ああ そうだよ

駄菓子屋のババアが着ていた

コーヒーショップで

古くから学生の街だった

数々の青春を知っていた

城跡の石段に腰おとし

本を読み涙する人もいた

古くから覚せい剤の街だった

数々の警官も吸っていた

城跡の石段に腰おとし

ヤクを吸い涙する人もいた

四季の歌

冬を愛する人は 心広き人

根雪をとかす大地のような

ぼくの母親

梅雨を愛する人は 心黒き人

食べ物腐らすカビのような

ぼくの悪友

戦争を知らない子供たち

若すぎるからと 許されないなら

髪の毛が長いと 許されないなら

今の私に 残っているのは

涙をこらえて 歌うことだけさ

禿げすぎるからと 許されないなら

髪の毛が薄いと 許されないなら

今の私に 残っている毛を

涙をこらえて 数えることだけさ

たきび

かきねの かきねの まがりかど

たきびだ たきびだ おちばたき

「あたろうか」「あたろうよ」

北風ぴいぷう ふいている

かきねの かきねの まがりかど

当たり屋 当たり屋 獲物待つ

「あたろうか」「あたろうよ」

北から車 やってくる

チューリップ

咲いた 咲いた

チューリップの花が

並んだ 並んだ

赤 白 黄色

どの花見ても きれいだな

歯痛 歯痛

チューリップの国で

オランダ オランダ

保険がきかぬ

どの歯科見ても きかないな

咲いた 咲いた

チューリップの花が

並んだ 並んだ

赤 白 黄色

どの花見ても きれいだな

歯痛 歯痛

チューリップの国で

オランダ オランダ

アカン 歯科 嫌い

どの歯科見ても 嫌いだな

咲いた 咲いた

チューリップの花が

並んだ 並んだ

赤 白 黄色

どの花見ても きれいだな

吐いた 吐いた

チューリップの上で

オランダ オランダ

大使館

どの花見ても 汚いな

咲いた 咲いた

チューリップの花が

並んだ 並んだ

赤 白 黄色

どの花見ても きれいだな

入った 入った

チューリッヒの保険

事故った 事故った

あとヨロシクね

どの人見ても 血だらけだ

花の街

七色の谷を越えて

流れて行く 風のリボン

輪になって 輪になって

かけて行ったよ

春よ春よと

かけて行ったよ

うらぶれた人を見たよ

あぶれていた 賭けの街よ

輪になって 輪になって

賭けていったよ

貼るよ貼るよと

賭けていったよ

春が来た

春が来た

春が来た

どこに来た

山に来た

里に来た

野にも来た

飽きが来た

飽きが来た

どこに来た

顔に来た

声に来た

胃にも来た

めだかの学校

めだかの学校は 川の中

そっとのぞいて見てごらん

そっとのぞいて見てごらん

みんなで おゆうぎしているよ

 

めだかの学校の めだかたち

だれが生徒か 先生か

だれが生徒か 先生か

みんなで元気に 遊んでる

 

めだかの学校は うれしそう

水に流れて つーいつい

水に流れて つーいつい

みんながそろって つーいつい

めだかの学校は 少子化だ

そっとのぞいて見てごらん

そっとのぞいて見てごらん

ひとりで おゆうぎしているよ

 

めだかの学校の 少子化は

だれが悪いの 先生か

だれが悪いの 先生か

みんなで責任 なすりあい

 

めだかの学校は つぶれそう

改善せずに つーいつい

改善せずに つーいつい

みんながそろって つーいつい

めだかの学校は 川の中

そっとのぞいて見てごらん

そっとのぞいて見てごらん

みんなで おゆうぎしているよ

裸の格好は 更衣室

そっとのぞいて見てごらん

そっとのぞいて見てごらん

おんなが お着替えしているよ

めだかの学校は 川の中

そっとのぞいて見てごらん

そっとのぞいて見てごらん

みんなで おゆうぎしているよ

サナダの虫は カバのおなか

そっとのぞいて見てごらん

そっとのぞいて見てごらん

どんどん 増殖しているよ

夢の中へ

(塀の中へ)

探しものは何ですか

見つけにくいものですか

カバンの中もつくえの中も

探したけれど見つからないのに

まだまだ探す気ですか

それより僕と踊りませんか

夢の中へ夢の中へ

行ってみたいと思いませんか

殺したのは何人ですか

捕まりにくいものですか

会社の中もトイレの中も

殺したけれど捕まらないのに

まだまだ殺す気ですか

それより僕と入りませんか

塀の中へ塀の中へ

行ってみたいと思いませんか

 

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