ことわざ
足下から鳥が立つ 突然、身近な所に意外な事件が起こる喩え。 |
頭隠して尻隠さず 悪いことや欠点などの一部を隠したつもりでも、他のわるいぶぶんが隠し切れず、外に現れることのたとえ。 (草むらに隠れたつもりになっているキジの様子から。) |
後の雁が先に立つ 後輩が先輩を追い越す。若者が先に死ぬ。という譬え。 |
阿呆の鳥好き、貧乏の木好き 愚かな者が鳥を飼い、貧乏人が珍しい形の木を置物として集める。無用な物好き、境遇に合わない趣味をいうたとえ。 |
交喙の嘴(いすかのはし) イスカの上下の嘴が左右に食い違っていて、合わないことから、物事が食い違って思うようにならないこと。江戸時代の文によく用いられている。 |
一富士二鷹三茄子 夢に見るもの、特に初夢に見ると縁起が良いとされるもの。 徳川家康に縁の深い駿河の国の名物を並べたとされる。 |
富士は曽我兄弟富士裾野の仇討。 鷹は赤穂浅野家の紋所で赤穂浪士の仇討。 なすびは伊賀上野の荒木又右衛門の仇討。 |
鷸蚌(いつぼう)の争い 鴫と溝貝が争っている所を漁師が両方とも捕らえてしまった。 無益な争いをしていると、第三者に乗ぜられて共倒れになる。 |
いとこ同士は鴨の味 いとこ同士の夫婦は仲睦まじくて良いものだという意。 |
犬骨折って鷹の餌食 犬が苦労して獲物を追い出しても、それを鷹がすかさずさらっていく。 |
今鳴いた烏がもう笑う 今まで鳴いていた者が、機嫌を直して笑う。感情の変化の速いことをいう。 |
因果な烏は盆に霍乱する お盆は墓地に供え物が多く、カラスにとっては餌が多い。霍乱とは急な体調不良で、巡り合わせの悪い者は好機に都合が悪くなるものだという意。 |
上見ぬ鷲 鷲は他の鳥を怖がらず警戒しない。 うぬぼれが強く何ものも怖がらない態度。 |
鵜川の小鮎 鵜飼を行う川に住む小鮎は、いずれは鵜に捕えられる運命にある。 逃れる方法の無い身のたとえ。 |
鶯鳴かせたこともある 梅の花に鶯がとまって鳴くように、若いときには美しく魅力があって、多くの人を引きつけた。 |
烏合の衆 規律も統一もない集まり。 |
鶉の床 鶉は草深い所に巣を造る。貧窮してみすぼらしい所に住むこと。 |
鵜翼を濡らさず 水辺で暮らす鵜が翼を水に濡らさぬことはありえないこと。 |
鵜とも鷺とも付かない 黒とも白とも定めがたい。相手の真意がつかみにくいということ。 |
鵜の丸呑み 鵜が魚を丸呑みにすることから、早飲み込み、早合点をするたとえ。 |
鵜の真似をする烏 カラスが、姿の似ている鵜の真似をして水に入り溺れてしまう。 自分の能力、身の程を顧みないで失敗する者。 |
鵜の水離れ 鵜が水を離れて陸に上がる。環境が変わったために能力を十分に発揮できないことのたとえ。 |
鵜の目鷹の目 鵜が魚を漁り、鷹が鳥を求める時の目付きのように、鋭く物を探し出そうとする目付き。 |
烏鷺を戦わす 碁を打つこと。 カラスは黒く、サギは白いことから。 |
越鳥南枝に巣くう 南方越の国から北国へ飛んできた渡り鳥は、故郷を慕って必ず南側の枝に巣を作る。故郷が忘れがたいという意味。 |
燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らん 燕や雀のような小鳥にヒシクイや白鳥のような大きな鳥のことが分かろうか。 凡人には、大人物の大志を悟ることなどはできはしない。 |
鴛鴦の契り 夫婦がオシドリのように、仲むつまじいことの喩え。 |
鸚鵡返し 人の言葉をそのまままねて返答すること。 平安時代の和歌の贈答において、贈り手の歌のことばをほとんどそのまま用いる手法についていい、機知に富むものとされた。 |
鸚鵡能(よ)く言うとも飛鳥を離れず 鸚鵡は人の言葉を上手にまねて言うことができるが、所詮は鳥であって、人間たり得ないという意味。 |
屋烏(おくう)の愛 カラスはいやな鳥ではあるが、愛する人の家の屋根に止まっているとかわいくも思える。 |
鷽鳩鵬を笑う 鶯鳩(かっきょう)は小鳥。鵬(ほう)は大鳥。愚かな小人の心で賢明な大人の心を理解できないたとえ。 |
亀の年を鶴が羨む 千年の長寿を持つという鶴が、万年の亀を羨ましがることから、欲望には限度が無いことの喩え。 |
鴨集まって動ずれば雷と成る 鴨のような弱い鳥でも、群れを成して騒ぎ立てれば、雷のような大きな音を立てる。弱小のものでも数の多いときはあなどれない。 |
鴨が葱を背負って来る 鴨が葱まで背負ってわざわざ来たので、すぐに鴨鍋が食べられる。 相手の行動がこちらの思惑通りで好都合な状況。 |
鴨の浮寝 鴨が水に浮かんだまま寝る。ゆっくりと落ち着いていられないこと。 |
鴨の共立ち 鴨は一羽飛び立つと、他もみないっせいに飛び立つことをいう。 |
鴨の脛(はぎ) 脛はすね。短いことのたとえ。 |
鴨の水掻き 水に浮かんだ鴨はゆったりしているようでも、水面下では絶えず足で水を掻いている。よそ目には分からないが、本当は苦労や心配が耐えないこと。 |
烏に反哺の孝あり 反哺は、食物を口移しに与えること。烏の子は成長した後、餌をくわえてきて親に与え、養育の恩に報いるという。親に対して孝心の厚いことのたとえ。 |
烏の行水 入浴時間の短い喩え。 |
烏は百度洗っても鷺にはならぬ 色の黒い者はいくら洗っても色白にはならない。無駄な事はやめて特色を生かせ。 |
雁が飛べば石亀も地団駄 自分の分際も考えないで、むやみに人まねをしようとすること。 |
閑古鳥が鳴く 人影が無く寂しいようす。商売などがはやらないことに言う。 |
寒の兎か白鷺か 冬は兎の毛が白くなる。真っ白なもののたとえ。 |
雉も鳴かずば撃たれまい 無用な発言をしなければ、禍を招かずに済む。 |
着たきり雀 いつも同じ衣服を着ていること、またその人。「舌切り雀」の語呂合わせ |
客と白鷺は立ちっぷり 白鷺は立った姿が見事だ。客は席を立つ潮時が大切だ。 |
窮鳥懐に入れば猟師も殺さず 追い詰められて逃げ場を失った鳥が、猟師の懐に飛び込んでくれば、猟師でさえ殺しはしない。まして、逃げ場を失った人が来て救いを求めれば、どんな事情があったとしても助けるものである。 |
漁夫の利 シギとハマグリが争っているのを見て、漁夫が両方とも捕らえてしまった。 |
孔雀は羽ゆえ人に獲らる 孔雀は美しい羽ゆえに人に獲られてしまう。美点がかえって仇になるというたとえ。 |
くちばしが黄色い 雀の嘴は成鳥繁殖期は黒色だが、幼鳥は黄色。 そこで、経験が浅く未熟なことのたとえ。 |
鶏口となるも牛後となる勿れ 大きな団体の属員になるより、小さな団体でもその頭になる方が良い。 |
けんもほろろ 無愛想に人の頼みを拒絶して、取りつくしまもないさま。 「けん」はキジの鳴き声。慳貪(けんどん)は「思いやりがない」 「ほろろ」は羽音。 |
子が子にならぬ杜鵑 恩知らずの人をホトトギスのようという。 |
鵠は浴せずして白し 白鳥は毎日水を浴びなくても白い。本性の良い者は、飾らなくても自然にその性質の良さが現れるというたとえ。 |
鷺足を使う 抜き足差し足で歩くこと。 |
鷺は洗わねどもその色白し 人はこの世に生まれた時から運命が定まっているというたとえ。 |
鷺を烏 白いものを黒だと言い張る。明らかに違っていることを主張してやまない。 |
三羽烏 部下や門下のなかの特に優れた三人。また、ある部門で特に秀でた三人。 |
翠(すい)は羽を以って自ら残(そこな)う カワセミは美しい羽があることのために、人に捕えられる。 長所がかえって禍を引き起こすことの喩え。 |
木兎引き木兎に引かれる 昼間目の見えないミミズクは鳥にばかにされ突かれる。そこで、ミミズクを囮に鳥をおびき寄せ、鳥を捕まえる。 |
雀の千声 つまらない人間が、ばかばかしい事をあれこれ言うこと。 |
雀の涙 ごく僅かなものの喩え。 |
雀の糠喜び 雀が糠を見つけ、そこに米もあると思って喜んだが、糠ばかりで米は無く、がっかりした。 せっかく喜んだのに、無駄だったということの喩え。 |
雀百まで踊り忘れず 雀は死ぬまで飛び跳ねる癖が抜けないように、幼い時に身に付いた習慣は年を取っても直らないということ。 |
聖人は鶉居して彀食す 「鶉居」は鶉の巣。「彀食」は幼鳥が母鳥に餌をもらって食べること。 聖人は粗末な場所でも平然としているる。食物を選ぶこともしない。 物に拘束されない。 |
鷹は飢えても穂をつまず 鷹は空腹で飢え死にしそうになっても、稲の穂を食べるようなことはしない。 正義の人はどんなに困っても賄賂を受け取るなどの不正は行わない。 |
闘う雀人を恐れず 雀のような臆病な鳥でも喧嘩しているときは夢中で、人が近づいても逃げない。転じて、闘う者は見境もなく当面の敵を倒すに専心するということ。 |
立つ鳥跡を濁さず 立ち去る者は、自分が居た跡を見苦しくないように始末しなければならない。 |
飛ぶ鳥の献立 空を飛ぶ鳥を見ながら、早くもその鳥の料理献立を考えていること。 |
誰か烏の雌雄を知らんや カラスの雌雄は区別がつきにくいことから、人の心や物事の良し悪し、または人の優劣を見分けるのが難しい喩え。 |
塵塚に鶴 ゴミ溜に上品で美しい鶴がいる。 つまらない所に優れたものが入り混じること。 |
鶴の粟を拾うがごとし 細い嘴で小粒を拾う動作から、きわめて少しずつの意のたとえ。 |
鶴の一声 衆人の千言を一言で鎮めるような、優れた者の一声。 |
鶴は千年亀は万年 長寿でめでたいこと。寿命が長いこと。 |
何処のカラスも皆黒し どこへ行ってもカラスは黒いように、人も本性は変わらない。 |
鳶が鷹を生む 平凡な親が優れた子を生むことの喩え。 |
鳶に油揚げをさらわれる 自分のものになるはずの大切なものを、いきなり横取りされてしまう。 |
鳶の子鷹にならず 平凡な親から非凡な子供が生まれることはめったにない。 |
鳶も物見ねば舞わぬ 鳶は獲物がいると思わなければ舞いはせぬ。転じて、利益にならないことに骨を折るものではないというたとえ。 |
飛ぶ鳥を落とす 飛ぶ鳥でさえ地上に落ちてくるほど、非常に権勢がが盛んなことの喩え。 |
鳥篭に鶴をいれたよう 小鳥の鳥篭に鶴を入れたら狭くて身動きできない。 押さえつけられ、のびのびしない様子。 |
鳥無き里の蝙蝠 鳥がいない所では、空を飛べる蝙蝠が威張るという意味で、優れた者がいない所ではつまらない者が幅を利かすということの喩え。 |
鳥は古巣に帰る 故郷は忘れることができない。 |
鳥も止まりどき 物事にはそれぞれふさわしい時機のあることのたとえ。 |
鳴かず飛ばず 目立った働きのないこと。 中国の史記より。即位して三年、何もしないので「岡の上にいる鳥が三年も飛びも鳴きもしないがどういう鳥か」と尋ねたとことから。 |
鳰の浮巣 不安定なことのたとえ。 |
能ある鷹は爪を隠す 優れた鷹は、獲物に襲い掛かる直前まで爪を隠し相手を油断せる。 この事から、優れた才能の持ち主ほど普段その実力を見せびらかさないと言う事。 (猫と違い、鳥類には爪を収納する機能が備わっていない) (鷹は獲物を襲う直前に脚を前に出すから、その姿から?) |
掃き溜めに鶴 掃き溜めのような汚い所やつまらない所に、際立って優れたものがあること。 |
白鷺は塵土の穢れを禁ぜず はくろはじんどのけがれをきんぜず 白い鷺は、たとえ汚れた土の上に立っても汚れることはない。 正しい者はどんな環境や境遇にあっても悪に染まることはない。 |
鳩に三枝の礼あり烏に反哺の孝あり 鳩は親鳥から三本下の木の枝に止まる。 カラスは親に養われた恩を親鳥の口に餌を含ませて返す。 鳥や獣でさえも育ててもらった恩に報いるものだ。 |
鳩に豆鉄砲 突然の事に驚ききょとんとするさま。 |
鳩を憎み豆を作らぬ 畑にまいた豆を鳩がほじるからといって、豆を作ることをやめてしまうのでは本末転倒。 |
花は根に鳥は故巣に 物事はすべてその本に帰る。という意味。 |
人を謗るは鴨の味 他人の悪口を言って悦を覚えることのたとえ。 |
雲雀の先へ鈴 ピイピイと絶えず鳴く雲雀に鈴を付けたら、うるさくてやり切れない。 |
雌鳥歌えば家滅ぶ 妻の勢いが強い家はやがて滅びる |
雌鳥勧めて雄鶏時を作る 主人が妻の意見に動かされる喩え。 |
目を掩うて雀を捕らう 雀が逃げるのを恐れるあまり、逃げるのが見えないようにと自分の目を隠して捕えようとする。つまらない策を用いること。 |
門前雀羅(もんぜんじゃくら)を張る 訪問客がなくなり、門の外に雀が群がって、網を張って雀を捕らえることができるという意味。 |
焼け野の雉(きぎす)夜の鶴 親が子を思う情がとても深いことの喩え。 雉は巣を営んでいる野を焼かれると、我が身を忘れて子を救おうと巣に戻り、巣篭もる鶴は霜が降りる寒い夜、自分の翼で子を覆うというところから。 |
闇夜のカラス 周りの物と区別がつかぬ物の喩え。 |
欲の熊鷹股裂ける 二頭の猪に襲い掛かり掴んだが、二頭の猪が左右に逃げたため、熊鷹の股は裂けてしまった。 あまり欲が深いと禍を招くことの喩え。 |
夜鷹の宵だくみ ヨタカは夜間に虫を捕えるが、腹一杯にならぬことから、昼間飛んで小鳥を捕えようと計画した。だが、夜も飛び回るので疲れて昼間も寝てしまう。せっかくの企ても計画倒れになってしまうこと。 |
良禽は木を択ぶ 賢い鳥は自分の停まるべき木を選ぶのだから、まして、人間も己の処すべき道を考え、頼み甲斐のある人物や友人を選べ。 |
籠鳥雲を恋う 籠の中の鳥が空の雲を恋しがるのは本性だ。人間も悪法によって束縛されると自由への解放が強くなり、改革が求められる。 |
鳥のことわざ |
700 |
鳥 |
111 |
カラス |
83 |
鷹 |
56 |
雁 |
43 |
雀 |
43 |
鶏 |
41 |
鶴 |
37 |
鳶 |
30 |
鳩 |
22 |
鴨 |
19 |
英語のことわざ |
A bird in the hand is worth two in the bush. 掌中の一羽は薮中の二羽に値する (明日の百より今日の五十) |
A black hen lays a white egg. 黒い雌鶏が白い卵を産む |
A crow is never whiter for washing. カラスは頻繁に体を洗っても白くはならない |
A little bird told me. 小耳にはさんだ |
A woman is a weathercock. 女は風見鶏 |
An old eagle better than a young bird. 老いた鷲でも、若い鳥より優れている。 |
As the old cock crows, so crows the young. 親鶏が時を作るように、若鶏も時を作る。 (親を習う子) |
Be for the birds. つまらない (鳥にやるパン屑など→くだらないもの) |
Better a sparrow in the hand than a pigeon
on the roof. 屋根の上の鳩より手の中の雀。 |
Better an egg today than a hen tomorrow. 今日の卵は明日の雌鶏よりまし |
Birds of a feather flock together. 同じ羽を持つ鳥は一か所に集まる。(悪い意味で使われる) (類は友を呼ぶ) |
Birds in their little nest agree. 小さな巣の中の鳥たちは仲良くする |
Bread is better than the songs of birds. 鳥の囀りよりもパンの方が良い |
Curses, like chickens, come home to roost. 呪いは鶏のように、ねぐらに帰ってくる。 (人を呪わば穴二つ) |
Don’t count your chickens before they are
hatched. ヒヨコが孵らないうちに、その数を数えるな (捕らぬ狸の皮算用) |
Don’t kill the goose that lays the golden
eggs. 金の卵を産む鵞鳥を殺すな。 |
Eagles do not breed doves. 鷲は鳩を産まない。 (蛙の子は蛙) |
Eagles don’t catch flies . 鷲は蠅を捕えない (鷹は飢えても穂をつまず) |
Fine heathers make fine birds. 美しい羽が美しい鳥を作る。 |
He has brought up a bird to pick out his own
eyes. 鳥を育てて目を突付かれる。 |
If the sky falls,we
shall catch larks. もし空が落ちてくれば、雲雀をとらえよう。 (そんな都合の良いことは起こらない) |
It is an ill bird that fouls its own nest. 自分の巣を汚すのは悪い鳥である。 (自分の家族、町などを中傷するな) |
It’s not my pigeon. 私の知った事ではない |
Kill two birds wiyh
one stone. 一つの石で二羽の鳥を殺す。 (一石二鳥)日本語の「一石二鳥」は、この英語の日本語訳から |
One swallow does not make a summer. 一羽の燕が来ても夏にはならない。 |
The bird does not feel its wings heavy. 鳥は自分の翼を重いと感じない。 (進んで担ぐ荷物は重荷にならない) |
The bird is known by his note,the
man by his words. 鳥は鳴き声によって知られ、人は語る言葉によって知られる |
The crow thinks her own bird fairest. カラスは自分の子が一番美しいと思っている。 (親の欲目) |
The early bird catches the worm. 早起きの鳥は虫を捕まえる。 (早起きは三文の得) |
The feather makes not the bird. 羽があるから即ち鳥であるというわけではない |
There are no birds in last year’s nest. 去年の鳥の巣にはもう鳥はいない。 |
Three women and a goose make a market. 女三人と鵞鳥一羽で市ができる。 |
To every bird his own nest is best. 鳥にとっては自分の巣が一番。 |
To kill two birds with one stone. 一石二鳥 |
When the fox preaches then beware geese. 狐が説教する時は、鵞鳥に気を付けよ。 (悪賢い者が真面目な様子をしている時は、悪巧みに気をつけろ) |
イギリス |
老獪な鳥は籾では捕えられない |
きれいな鳥籠では鳥は育たぬ |
鶴の踊りに雀が混じっても似合わぬ |
カラスは他のカラスがカァカァ鳴くと言う |
狐は寝ていても夢に鶏を数える |
一羽の燕夏をなさず、一羽のヤマシギ冬をなさず |
ドイツ |
どんな鳥も自分が歌うのを聴くことを愛する |
鳥は跳ね回ることを止めぬ |
盲目の鶏も殻粒を見つける |
一匹のガチョウが水を飲むと、全てのガチョウがそれに見習う。 |
叫びたてる鶏は卵を産まぬ |
羽を持たないうちに飛んではいけない |
鳩がカラスと遊び始めると、その羽は白いがその心は黒くなる |
ガチョウが白鳥に歌を教える |
先の雁より手前の雀 |
カネさえあれば飛ぶ鳥も落ちる |
卵は鳥次第 |
雄鶏は自分の麦の上では王様 |
本物のめんどりは、卵を生んでからはじめて鳴く |
鷲は蠅をとらない |
かっこうは、自分の名を呼んでいる |
鷲は鳩を孵さない |
他人の涙は 鵞鳥の面に水 |
フランス |
黒い雌鶏が白い卵を産む |
巣の中のカササギを見つける(途方もない発見をする) |
鵞鳥の焼肉は口の中には飛んで来ない |
どの鳥も自分の巣を一番好む |
手の中の雀は空飛ぶ鶴に勝る |
梟は、全て我が子を美しいと思う |
一羽の燕では春にならぬ |
雲雀がこんがり焼けて口の中へ落ちるのを待つ |
鳥と犬と武器と愛、一つの快楽のために千の苦労 |
鳩の怒りをおそれよ |
孔雀の羽を付けたカケス (借り物を自分の物のように自慢する人) |
ツグミが無ければ、クロウタドリを食べる (有りあわせの物で我慢) |
ノスリをハイタカにすることはできない (馬鹿につける薬はない)ノスリ=愚か者 |
スペイン |
すべての鳥は口ばしから生まれる |
長生きしたい者は鶏と共に寝、小鳥と共に起きよ |
ポルトガル |
雌鶏は一粒一粒食べて胃を満たす |
イタリア |
籠の鳥より森の鳥 |
鶏の子は引っ掻くくせがある |
ラテン |
鷲は決して蠅をとらえず |
カラスはカラスを食わず |
笛吹く女と、ときを告げる雌鶏とは神にも男にも好かれず |
ダチョウの政策 |
西洋 |
二羽の猛鳥は互いに仲良くなれず。 |
小さな鳥は小さな巣しか求めない |
北欧 |
メスのガチョウは雄ガチョウと同じように飲む |
他人のトリより自分の卵 |
野鳥を追ってガチョウを逃がす |
狐をとるにはガチョウが要る |
ロシア |
夜ふくろうは昼ふくろうに鳴き勝つもの |
おとぎ話でうぐいすは養えぬ |
一杯目は棒杭、二杯目は鷹、三杯目は以降は小鳥さん |
ひな鳥は秋に数える |
イラン・アフガニスタン |
鳩は鳩連れ、鷹は鷹連れ |
掌中の虫は空中の鶴に優る |
鶏の雛は常に小屋にとどまっているとはかぎらない |
アラブ |
口約束の鸚鵡よりも手中の雀 |
かしこいトリは、卵のうちから鳴く |
カラスに案内たのんでみれば、イヌの死骸へつれて行く |
アフリカ |
腐った鳥でも逃げたよりはまし |
鳥小屋のトリより口の中の卵 |
トリは羽ばたくうちに助けよ |
トリが弓に止まっているのに、どうして射ることができるのだ |
マルタ |
のんき者は雌鶏と寝て、犬と起きる |
ヒバリが渡ればシイラも渡る |
小バトは親バトに餌をやらぬ |
インド |
烏の呪いで牛は死なず |
白鳥の家に烏 |
鶏鳴かずとも朝は来る |
獅子の食べ残しを禿鷹が食らう |
太鼓蔵ではカナリヤの声に誰も耳を貸さない |
家の雌鶏はダールと同じ |
タイ |
蛇をつかまえ殺した挙句、鳥に食われて手ぶらで帰る |
化粧はしてもカラスはカラス |
白鳥の装いにこそ学ぶべし |
腸を引き出してカラスに食べさせる 身内の秘密をぶちまけて、恥をかくだけで、何の利益もないこと。 |
小鳥は身の丈にあった巣作りをする |
一発の弾丸で鳥を二羽しとめる |
双頭の鳥 二枚舌 |
カンボジア |
アヒルの頭に水を差すが如し |
一羽の鳥が十羽になる |
卵をカラスに預けるな |
フィリピン |
米を見てついばまない鶏がいるだろうか |
卵を売るようになったら、次は鶏を育てるようになる |
マレーシア |
ホーンビルはホーンビル、雀は雀 |
中国 |
鴉の巣から鳳凰が生い立つ |
烏の雌雄(烏の雌雄はわかりにくい。判断の難しいたとえ) |
一本の矢で二羽のワシ |
傷弓の鳥は曲木に驚く(弓で傷つけられた鳥は曲がった枝を弓と思って恐れる) |
目を掩うて雀を捕う |
窮鳥懐に入るは仁人の憫む所 |
一羽の鴨が水をかき回しても水は濁らない |
雌鶏ときを作れば家滅ぶ(女房が出しゃばり過ぎると家は滅ぶ) |
欲の熊鷹股裂くる |
烏集の交わり(相手を選ばず結びついた交わり。嘘が多く利欲のためすぐ争う) |
鳥は木を択べども木は鳥を択ばず(人は居住地を選べるが、土地は人を選べない) |