免疫



免疫反応と免疫担当組織
鳥類 哺乳類 爬虫類 両生類 魚類
食作用 ○ ○ ○ ○ ○
胸腺 ○ ○ ○ ○ ○
ファブリシウス嚢 ○ × × × ×
骨髄 ○ ○ ○ ○× ×
脾臓 ○ ○ ○ ○ ○
腸関連リンパ組織 ○ ○ ○ ○ ○
リンパ節 ○ ○ ○ ○× ×
リンパ球 ○ ○ ○ ○ ○
T、B細胞の分化 ○ ○ ○ ○ ○×
MHC ○ ○ ○ ○ ○×
免疫グロブリン ○ ○ ○ ○ ○
補体系 ○ ○ ○ ○ ○


白血球 顆粒白血球 好中球 食作用が強い。バクテリアなど
好酸球 大型の寄生虫を攻撃
アレルギー性炎症に関与
好塩基球 ヒスタミンを放出
単球 食作用が強い
組織へ入りマクロファージになる
リンパ球 B細胞 抗体を産生
T細胞 ウィルスに感染した細胞を殺す
他の白血球の活動を調節
ナチュラルキラー細胞
(NK細胞)		 ウィルスに感染した細胞や腫瘍細胞を殺す


鳥類にはリンパ節はない
リンパ組織や細網組織の発達した臓器
(肝臓，脾臓、腺胃乳頭、ファブリシウス嚢、パイエル板)
ファブリシウス嚢 Bリンパ球分化のための特有の器官
鳥類のみに存在

ヒヨコのうちにファブリシウス嚢を除去すると、細胞性免疫は損なわれないが、抗体産生が低下する。


卵 カロチノイド ビタミンAの前駆体。DNAや脂質分子を酸化による害から守り、
免疫機能を高める。
ツバメの卵黄に含まれる高濃度のカロチノイドは雛における
T細胞の免疫機能を高める。
免疫グロブリン 抗体としての機能を持つ血清蛋白質
リゾチーム 溶菌酵素
トランスファクター 免疫力を高める物質
テストステロン 病気に対する免疫力や、寄生虫に対する抵抗力を弱める。


表紙
鳥へぇ