落語

 

鶯のほろ酔い

飼っている鶯の声が評判となり、人を集めて披露することになった。

鶯に「良い声で鳴けよ」と言いつけると、鶯が「ここ二、三日寒くて、気が浮き立たないから鳴けません」

そこで景気づけに鶯に一杯飲ませ、ほろ酔いかげんで鳴かせようとすると、「酒で喉が渇いたからお茶を一杯」

茶は冷めていたので、酒の燗をした湯を飲ませると、「舌を火傷した」と、手水鉢のある縁側へ。

主人、「こら、どこへ行く」

「あんまり熱いので埋め()に行きます」

カラス

明烏

倅があまりにも堅物で、心配した日向屋半兵衛、遊び人の源兵衛に倅を吉原に連れて行ってもらう。

吉原は恐ろしい所と信じ込んでいる若旦那をだまして吉原へ。気が付いた若旦那、帰ろうとするが「勝手に出ると袋叩きにあいますよ」と源兵衛に言われ、しかたなく一夜を明かす。

 

翌朝、源兵衛が若旦那を迎えに行くが、若旦那は布団から出てこない。あきれて源兵衛が先に帰ろうとすると、「先に帰れるものなら帰ってみなさい、大門で袋叩きにあいますよ」

「明烏」=明け方に鳴くカラス。男女の交情の夢を破るつれないもの。

小烏丸

抜くとカラスが集まって来るという名刀、小烏丸。

最後に小烏丸を抜くとカラスではなく雀が来た。

良く見ると竹光でした。

三枚起請

女郎が三人に起請文を渡す。「起請文に嘘を書くと熊野のカラスが三羽死ぬ」と問い詰めると、「カラスを殺して、ゆっくり朝寝がしてみたい」

「三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい」という都々逸を踏まえている。

雁とり

怠け者の八五郎、楽して儲かる算段はないかと御隠居のところに相談に行った。「不忍池に行き、眠っている雁を捕まえ売れ」と言われ不忍池へ。

八五郎はかたっぱしから雁を捕まえ、腰へ紐で結びつけた。ところが雁が目を覚まし一斉に飛び上がり、八五郎も一緒に天高く舞いあがった。そのうち紐がゆるみ、落っこちるが、運よく五重塔に引っかかる。

これを見た寺の坊さんたちは布団の四隅を持ち、八五郎に飛び降りさせた。

八五郎が飛び降りると、布団がつぼまり、坊さんが真ん中でゴッツン。そのとき目から火花が散り、布団が燃え八五郎は焼け死んでしまった。

上方落語では似たような「鷺とり」がある。

雁風呂

屏風絵が、松に雁。「雁風呂」の講釈で金が返してもらえる。

「借り金」=「雁がね」

抜け雀

絵から雀が飛び評判に。絵師の父親が籠を描き足す。

絵師が来て、自分は親不孝だと嘆いた。

「親を籠描き(駕籠かき)にしてしまった」

「駕籠かき」が、雲助と言われ嫌われていた時代。

つる

「ご隠居、今日はひとつ教えていただきたいことがあるんで」「八つぁんか、今日は何かな?」「ツルってぇ鳥は、どうしてツルってゆうんですかい」「それはだな、オスがツーと飛んで、後からメスがルーと飛んで来て松に止まった」

さっそく友達に教えようとするが、「オスがツルーと飛んで」とやってしまい、あとが続かない。もう一度ご隠居のところに行って聞き直した。

「今度はでーじょうぶ、よーく聞けよ、初めにオスがツーと飛んで来て、松にルっと止まったんだ、そしてメスが・・・」「メスがどうした」「うーん、黙ってた」

 

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