サギ

 

サギ科

頸を折り曲げることができるのは、

頚椎の614番にかけての間接部を、極端に動かせるから。

中趾の爪の内側が櫛状になっていて、

頭に付いた汚れた粉を掻き落とすに使う。

 

目先

目先が裸出していて、嘴に続く。

これは魚などを狙うのに視界を妨げないため。

眼の斜め下が見える。

そのため、ヨシゴイが首を伸ばして擬態した時も、

眼は前方の敵をうかがっている。

裸出部は普通、黄色から褐色だが、

多くの種で、繁殖期に鮮やかな色に変化する。

(虹彩も同様に変色)

これはホルモンの作用によるもので、色素の増加や、

心的興奮による血管の伸縮が関係している。

繁殖初期が顕著で、産卵期に入ると消失することが多い。

 

繁殖

最初の段階では、雄は雌を追い払う。

このことは、雄による雌の選択を示唆している。

集団繁殖する鳥でよく見られる。

オスが巣材を運び、メスが組み立てる。

雌雄で抱卵。

 

婚姻色

 

虹彩

眼先

ゴイサギ

 

青緑

 

ピンク

ピンク

アマサギ

赤紫

 

カラシラサギ

 

 

コサギ

 

チュウサギ

黄緑

 

 

ダイサギ

 

青緑

ピンク

 

アオサギ

オレンジ

 

 

婚姻色が現れるのは繁殖期の前半

完全な状態の婚姻色は12(求愛期)

営巣を始めると色が薄くなる。

 

ダイサギ

獲物を狙うとき、水面に対し頸を2425度の角度に保つ。

コサギ、チュウサギと同属とする図鑑と、

アオサギと同属とする図鑑がある。

チュウサギ

かつては白鷺三種の内、最多の個体数。

コサギ

12月頃に飾り羽が出る。

冠羽は長さ16cmで二本。

オスの体重はメスより25%ほど重い。

アフリカ東部などには暗色型がいる。

暗灰色をした暗色型は日本でも記録が有る。

 

時間

照度

塒入り

日没後3.3

355ux

離塒

日の出前16.1

14ux

 

アマサギ

世界最多のサギ

普通のサギは魚食が中心だが、アマサギはバッタやカエルが中心。

夏羽になるまでの年齢は個体差が大きい。

冬羽の個体でも繁殖する。

日本の集団繁殖性サギ類中、最も遅く繁殖開始。

繁殖終了は同じ。

♂は樹上に縄張りを持ち、

♀が♂の縄張りを訪れて番になる。

一日置きに産卵

一日置きに孵化

冬羽は白色だが、前頭部がわずかにオレンジ色になる個体が多い。

ムラサキサギ

夕暮れと夜明けに採餌することが多い。

 

クロサギ

黒色型

種子島より北では全部黒。

黒っぽい岩礁地帯やマングローブ林などに多い。

白色型

渡瀬線より南に多い。

珊瑚礁や浜辺など、明るい場所に多い。

幼鳥には黒斑がある。

中間型

渡瀬線より南で稀に見られる。

黒い羽の入り方はさまざま。

南の島々では、白黒半々。

沖縄本島は六割が白。

与那国島は八割が白。

外国でも白色型しかいない島はない。

白地に黒斑が散在する中間型は少数いるが、灰色の個体は見つかっていない。

 

なぜ、一つの種内で両極端の羽色型が存在するのか、さまざまな説が出されているが、納得のいく統一的な説明はない。

繁殖羽では後頭部などに細長い飾り羽がある。

年齢と共に太く長くなる。

 

北アメリカにはアオサギに近縁のオオアオサギとオオシラサギが分布している。

羽の色が違うが、稀に両者の雑種が発見されることからオオシラサギはオオアオサギの地方的な白変種に過ぎないとする説もある。

 

サンカノゴイ

繁殖期に♂が出す声は5km離れても聞こえる。

ヨシゴイ

他のサギと違い、コロニーを作らない。

敵が近づくと首を伸ばし、草に擬態。

眼径7.5mm

ミゾゴイ

本当は昼行性

単独のつがいで繁殖

 

採餌

昼夜

(潮汐の周期に合わせる)

シラサギ類

クロサギ

アオサギ

ゴイサギ

 

パドリング

(足震わせ)

魚を追い出すという説とおびき寄せるという説がある。

海外

ゴイサギ、アマサギ、ダイサギ、ユキコサギ

日本

コサギ、クロサギ

波紋漁法

嘴先端を水につけ、小刻みに開閉して波紋を起こし魚をおびき寄せる。

日本ではコサギ、ゴイサギで記録がある。

水深が深く、流れが無い場所で行われる。

餌となる生物を誘引したり、錯乱させて捕らえる。

 

粉綿羽

綿羽の一種

胸や腰に粉綿羽斑があり、多量に粉羽を生成。

羽枝と小羽枝が絶えず伸び続ける

先端がこわれて遊離し、ケラチン質の粉末(bloom)となり羽毛を覆う。

この粉末を羽に塗り、汚れの除去や防水に役立てる。

(ドライシャンプーの応用)

櫛爪

サギ類の中趾の爪の内側にある櫛状の縦筋。

羽づくろいに役立つ。

(他にヨタカ、ツバメチドリ)

 

兄弟殺し

餌をめぐる争いで、後から生まれた雛が殺されることがある。

一番小さい雛が犠牲になり、

残ったうちの一番小さい雛の取り分が増える。

大きい雛の取り分は変わらない。

ダイサギではしばしば起こるが、オオアオサギでは起こらない。

 

コウノトリ目

ほとんどが完全な動物食。

植物食はほとんど採らないので、

砂のうは発達せず、腺胃が発達。

幽門胃または後胃と呼ばれる第三の胃を持つ。

(他にはペリカン目)

コウノトリ

雛は嘴がオレンジ色

脚の長さ 50cm

嘴の長さ 25cm

水深530cmの場所を餌場として利用。

ハシビロコウ

コウノトリ目

和名 『嘴が広いコウノトリ』の意

英名 Whale-headed Stork(クジラ頭のコウノトリ)

コウノトリに近いとされているが、

首を縮めて飛ぶのでサギにも近い。

DNA鑑定ではペリカン目に近いとされる。

 

 

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