外鼻孔

内鼻孔

前庭

鼻甲介

含気洞

(副鼻腔)

鋤鼻器

魚類

 

 

 

 

 

両生類

 

 

 

爬虫類

()

鳥類

 

哺乳類

()

爬虫類で含気洞を持つのはワニ、トカゲ

哺乳類で鋤鼻器を持たないのは人、高等霊長類、コウモリ、水棲哺乳類。

 

 

嗅球直径(mm)

大脳直径(mm)

嗅球比率(%)

ユキドリ

6.7

18.0

37.0

キーウィ

12.0

35.0

34.0

カカポ

10.2

33.8

30.2

ヒメコンドル

6.0

24.0

28.7

スズメ目以外(n81)

3.4

17.1

19.6

ワカケホンセイインコ

2.1

21.0

10.0

セキセイインコ

0.8

13.0

6.0

アシナガウミツバメ

 

 

33

オオバン

 

 

25

ハシグロアビ

 

 

20

アメリカガラス

 

 

5

イエスズメ

 

 

4

 

嗅覚除去後の帰巣成功率

 

生態

帰巣成功率(%)

アナドリ

夜行性

100

モグリウミツバメ

夜行性

57

アシナガウミツバメ

夜行性

33

アシナガウミツバメ

夜行性

0

ハシボソクジラドリ

夜行性

0

オニミズナギドリ

昼行性

100

ユキドリ

昼行性

67

ギンフルマカモメ

地上

昼行性

100

マダラフルマカモメ

地上

昼行性

57

 

嗅覚

良く発達

キーウィ、コンドル、ハゲワシ類、

ミズナギドリ類、ウミツバメ類

フクロオウム、

やや発達

夜行性の鳥、ワシタカ類、鳩

あまり発達していない

スズメ

 

嗅覚レベル

(大脳に対する嗅球の大きさの割合)

キーウィ

34.0

スズメ

4.05.0

 

嗅球の径の大脳の最大径に対する比率

アホウドリ科

ミズナギドリ科

ウミツバメ科

 

2933%

カモメ科

ウミスズメ科

ウ科

 

816%

比率の高い種では、魚群を臭いで見つけ、風下から集まる。

 

体臭が強く、夜間地中の巣に戻る習性のミズナギドリを使った実験で、

嗅覚細胞を除去すると帰巣率は大幅に低下した。

管状鼻孔を持つ種では臭いでパートナーを識別。

パートナーの臭いを頼りに自分の巣に戻る。

実験で、マダラヒタキは捕食者の臭いがする巣箱をさける。

実験で、アオガラは捕食者の臭いがすると巣に入るのをためらう。

 

臭葉の発達した鳥

地上営巣、水生性、集団繁殖性の鳥類

キーウィ、ミズナギドリ類、カモ類、

ヒメコンドル、アブラヨタカ

 

ミズナギドリ目

鼻孔が外側にあるため、嗅覚が鋭い。

外洋で臭いによって動物プランクトンを見つける。

植物プランクトンが、捕食者である動物プランクトンに反応して放出する化合物の硫化メチルの臭いを頼りに帰巣する。

コシジロウミツバメは12km離れていてもこの臭いをかぎつける。

夜間繁殖地の巣穴を定位するのは臭覚能による。

臭覚神経を除去すると、帰巣率が25%に低下。

カモ類

ミズナギドリ類

体臭が強い

ヒメコンドル

臭覚中枢はクロコンドルの3倍。

他のコンドルより低空を飛ぶのも臭覚を利用するから。

アメリカワシミミズク

スカンクを捕食対象とする唯一の動物。

エトロフウミスズメ

コロニー周辺は柑橘系の匂いがする。

コシジロウミツバメの雛

自身の巣材の匂いを区別できる。

巣立ち前に巣を離れる習性は無いので、血縁認識や配偶者選択で機能すると考えられる。

フンボルトペンギン

同居経験のない非血縁個体より、同居経験のある非血縁個体の匂いを好む。

同居経験のない個体同士では、血縁個体より非血縁個体を好む。

配偶者選択に際しての近交回避機能。

マガモ

♂は♀の繁殖臭を嗅ぎ取ることが重要。

♀の繁殖臭は尾腺の分泌物から発し、繁殖期にはその成分が変化する。

 

鼻孔

左右吹き抜け型

コンドル、カモ、カモメ、シギ

ツル、クイナ、カイツブリ

左右別個型

一般鳥類

閉鎖型

コウノトリ、ウ、ペリカン

カツオドリ、グンカンドリ

完全閉鎖

カツオドリ

長型

タカ科

円型

ハヤブサ

管状

ミズナギドリ目

カワガラスは鼻孔を開閉できる

頭蓋骨の外鼻孔は、哺乳類では一個、鳥類二個。

 

塩類腺

海鳥は海水を飲んでも、塩分をろ過する腺を持つ。

この腺は腎臓につながり、腺自体の重さの半分を、速やかにろ過する能力が有る。

過剰な塩分は濃い塩水となり、鼻孔を伝わり排出され、くちばしの先に分泌される。(海水の塩分3.5%5%)

ミズナギドリ目では霧状に噴出。

塩類成分だけを排出する器官。

ウ、カモメ、カツオドリ、ペリカン、アホウドリ、ペンギンで発達。

ミズナギドリ科の管鼻はフルマカモメ類では一管、他は二管。

遠洋性のものは特に発達。

スズメ目には無く、スズメ目以外の鳥には全て備わっている。

アヒルに塩水を飲ませると塩類腺が発達する。

ウミガメにもあり、涙を流しながら産卵するように見える。

 

嗅細胞の数

種類

(単位 : )

22,000

ウサギ

10,000

スッポン

1,700

1,500

カモ

1,200

ハト

600

ウシガエル

78

ジュウシマツ

22

匂いの受容体遺伝子(嗅覚受容体)の数 人500、ニワトリ200

 

歯クジラでは嗅覚は完全に消失。臭覚に関係した脳は欠損。

 

嗅覚疲労

臭いは時間の経過と共に感じにくくなる。

臭いを感じる嗅細胞が疲れることが主な理由。

濃度が20分の1%のジャコウでは、約40秒で香りを感じにくくなるが、

倍の濃さにすると約20秒で香りを感じにくくなる。

臭気成分の濃度が二倍になっても臭気の強さは二倍にならない。

濃度が1/2になっても臭気の強さは1/2にならない。

硫化水素の場合、99%を除去し1/100にしても臭気の強さは1/2になるだけ。

嗅覚の鋭敏な動物は、嗅上皮が濃褐色であり、濃いほど鋭敏。

色素欠乏の人は嗅覚は不完全か完全に失われている。

ある種のノウサギは、生まれたときは白色で、乳離れし、

食物を区別する必要が生じてくると色素が現れて毛色が変わる。

哺乳類では母性行動が、臭いによって引き起こされることが確認されている。

 

 

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