シンボル

 

アオゲラ

嵐や雷雨を予告

古代ローマ人はpicusと呼び、picaカササギの雄ととした。

マールス神の聖鳥。

アオゲラはピークス王が変身した鳥。

アオサギ

復活

再生の鳥。不死鳥の起源。

海で死んだ者の魂

子供のような声で鳴くときは悪天候の知らせ

ウタツグミ

 

ブドウの収穫期に実を食べ、酔って歌う。

バッコスの持ち物

ウミツバメ

海で死んだ船乗りの霊魂

悪天候を知らせる

雄鶏

太陽、光、覚醒、警戒

鶏はラテン語でガルス。これは「ガリア人」の意にもなるため、ガリア、のちにはフランスのシンボルとなる。

風見鶏は風向きを知るだけでなく、悪霊除けの意味も。

カケス

生命

翼が青いため、ヒンドゥー教徒から空と深遠の象徴。

カササギ

泥棒、おしゃべり

キツツキの雌

「泥棒かささぎ」ロッシーニのオペラ

中国では「喜鵲」と呼ばれ、瑞鳥

カッコウ

寄生、姦通

仏語でcoucou、コキュcocuは間男された亭主

春の到来を告げる鳥、幸運を運ぶ鳥。

カラス

病、戦争、死などの凶兆

奸計をめぐらす悪魔の象徴。

北米先住民の間では光と幸福をもたらす文化英雄。

カワセミ

平穏

荒れ狂う海のうえに平穏をもたらす。

高貴

大地を支え、天空と結ぶ

警戒、豊饒、家庭

古代エジプトでは大地を支える神が雁の頭を持つ姿。

古代ローマでは、雁を家禽化したガチョウの飼育が盛んで、戦いのさなかに、ガチョウの鳴き声で敵襲を知らせ、ローマの危機を救った。

インド神話で創造神ブラフマーの乗る高貴な鳥。

編隊を組んで飛翔するので、天と地を結ぶ動物。

キクイタダキ

火を運ぶ鳥

神だけが火を持ち、人間がまだ火をもっていなかった時、天上の火を運んだが、速く飛び過ぎて焼けただれた。(ミソサザイと混同)

宇宙の調和

歌とダンスによって宇宙の調和のシンボル。

キジバト

夫婦間の貞節

常に二羽で行動

孔雀

太陽、天、不死、復活

虚栄、贅沢、倣満

インドでは聖なる鳥とされ、最高神インドラの乗り物。

イスラム教では、精神あるいは宇宙の二元性のシンボル。

美しい羽は抜け替わるので、復活のシンボル。

コウノトリ

復活

孝行、純潔、貞節、感謝

ドイツでは幸福をもたらす鳥

蛇の敵

ヘブライ語で「カシダ」=温厚な

幸運を運ぶ鳥

不死、無垢、悔悛

古代エジプトでは聖鳥。

日の出と結びつけられる。

西欧では、鷺は荒天のときは雨を嫌って雲の上を飛ぶとされ、嵐を予知する鳥。

白い鷺は「無垢」、灰色の鷺は「悔い改め」

サンカノゴイ

貪欲と粗暴さ

葦の中に隠れて棲み、夜に餌を求めて出てくる。

白鳩

平和、純潔

ドバトが英語、仏語でpigeonなのに対し、

英語でdove、仏語でcolombe

穀物の略奪者、泥棒

好色、淫蕩

仏語の雀moineauは、

小さな修道士(moine)

太陽と天空のシンボル

古代エジプトでは天高く飛翔することから太陽および太陽神のシンボル。

春の訪れを告げる

光、復活

春との関連で豊饒と結びつく

警戒、忍耐力、神意

盗賊に襲われた詩人イビュコスから、今わの際に復讐を託された鶴が、犯人が罪を自白するよう仕向ける。

中国では幸福をもたらす鳥、長寿のシンボル。

朱鷺

神聖

繁栄

畑仕事の庇護者

月の化身

古代エジプトで聖鳥

知恵の神トートはトキの頭を持つ

爬虫類を追い払う。

聖書の中で、イビスは卜占の鳥。

白鳥

光と純潔

愛欲、偽善

太陽神アポロの聖なる鳥

白鳥は死後の世界での至福を予知して、今わの際にひときわ美しく鳴くとされる。ここから芸術家の最後の作品は、「白鳥の歌」と呼びならわされるようになった。

古代インドでは、聖典ヴェーダのシンボル。

平和と愛

古代メソポタミアでは、豊饒と出産を司る女神の聖鳥。

アッシリアでは最高神のシンボル。

夜と死を象徴

博識、賢慮

夜や死に結びつく凶鳥として、死を予告する鳥、魔女の使いなどと恐れられる。

知恵や博識のシンボル。

ペリカン

自己犠牲、献身

親のペリカンが巣に戻り、雛に餌を与える様子が自らの血で雛を養うように見えるので、親の献身の象徴。

至高の権威

「空の王」として全ての地上の獣を凌駕する存在。

太陽も鷲の眼を眩ませられない。

蛇に打ち克つもの。

 

 

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