神話と聖書
鳥 |
象徴 |
関連人物 |
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鷲 |
力 強さ |
ユピテル |
鷲はユピテル(ゼウス)の聖鳥。 巨神族との戦いでユピテルの勝利を予告。 ユピテルに雷を運ぶ。 ユピテルはトロイアの美少年ガニュメデスを気に入り、鷲に変身して彼を天に誘拐。 |
プロメテウス |
粘土から最初の人間を創造した「人類の父」。 鍛冶の神ウルカヌスから火を盗んで人間に与えたことで、ユピテルの怒りを買い、山頂に縛られ鷲に肝臓を啄まれる。 |
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福音書記者聖ヨハネ |
キリスト教では、鷲は福音書記者聖ヨハネの持物 |
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鳩 |
平和 愛 色欲 清純さ 神への犠牲 聖霊 |
ウェヌス |
鳩はウェヌスと共に愛の象徴。 嘴でつつき合う鳩のつがいは恋人同士の抱擁を暗示。 ウェヌスは数々の男性遍歴を誇る、美と愛の女神 |
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ノアの方舟で、鳩はオリーブの葉をくわえて戻り、大洪水の終りを知らせた。 |
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ユダヤ教では、白い鳩は平和や清純さの象徴。 |
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聖母マリア |
聖母マリアのもとに、大天使ガブリエルが飛来し、神の子が宿ることを伝える。 純白の鳩はマリアの汚れなき受胎を示す聖霊。 |
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イエス・キリスト |
犠牲を象徴する鳩がしばしば描かれる。 「キリストの洗礼」など、聖霊しての鳩が登場する作品が多い。 聖霊としての白鳩は、神のことばを伝える使者。 |
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白鳥 |
音楽 美 愛 |
アポロ |
白鳥は死の間際に美しい声で歌うとされ、音楽と関連づけられた。 芸術をつかさどる神アポロの持物。 |
ユピテル |
白鳥の姿に身を変えたユピテルが、スパルタ王の妻レダを誘惑。 |
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ウェヌス |
ウェヌスの凱旋車を引く、つがいの白鳥は愛を象徴。 |
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孔雀 |
キリスト教教会 天国 不死 復活 救済 虚栄 |
ユノ |
孔雀はユピテルの妻ユノと関連付けられていた。 ユノのために働き、メルクリウスによって殺された、百眼の巨人アルゴスの眼をクピドたちが拾い集め、ユノが孔雀の羽につける。 ユノは女性の守り神。 嫉妬深い。 |
イエス・キリスト |
大天使ガブリエルは、まもなく聖母マリアに神の子が宿ることを告げる。 孔雀はやがて生まれるイエスが、将来、十字架にかけられ殺された後に、不死の存在として復活することを象徴。 |
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カッコウ |
夫の裏切り |
ユノ |
ユノは、聖鳥の孔雀を従え、カッコウの飾りを施した王笏を持つ。カッコウは夫の裏切りを象徴する。カッコウに変身したユピテルがユノを誘惑したことに由来。 |
カラス |
誤った道をゆく異端 異教徒のシンボル |
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大洪水から40日後、ノアは初めカラスを放つが、この鳥は「地上の水が渇くのを待って、出たり入ったりした」 |
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預言者エリヤや、聖アントニウスと聖パウルスなどの荒野にすむ修道者たちに食べ物を届け、聖ベネディクトゥスに差し出された毒入りのパンをくわえて去った。 |
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小鳥 |
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聖フランチェスコ |
小鳥に説法を始めると、小鳥たちが木の枝から降りて聞き入った。 |