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ダイサギ

安土桃山時代から「ダイサギ」と区別される

ダイゼン

ダイゼンシギの略

肉の味が良く大膳(宮中の宴会料理)に用いられるから。

(タイワンハクセキレイ)

標本が台湾で採集されたが、広く分布。

タカブシギ

尾羽に鷹斑がある。

タゲリ

虫を食うため、脚で地面をたたく動作が田を蹴っているように見えるから。

ダチョウ

駝鳥 駱駝のように物を運ぶことができる鳥。

タマシギ

男を手玉に取る多情な女は『いい玉』と呼ばれるから。

(たま)は美しい

雄や幼鳥の尾羽、翼にある水玉模様から。

目の周りの模様が勾玉に似るから。

タンチョウ

丹は赤い顔料、頂はてっぺん(頭頂部)

中国発の外来語。

1695年に本草学者の人見必大が「本朝食鑑」に載せた。

チゴハヤブサ

チゴは稚児で、幼児や子供

小さいからチゴと付けられた。

チュウサギ

江戸時代中期から「チュウサギ」

チュウヒ

低く飛ぶので中飛

返りをするようにぶので。

鳴き声から。

ヨタカに対して昼の鷹はヒタカ

チュウヒタカ(中くらいの大きさの昼間飛ぶ鷹)を略した。

チョウゲンボウ

江戸時代前期からチョウゲンボウ

北関東の方言でトンボをザンゲンボウ

鳥ザンゲンボウの略。

静岡県遠州地方では、お調子者のことを『長元坊』。

チョウゲンボウのホバリングの様子などから付けられた。

♂の頭部が青灰色で、頭を剃った坊さんのようだから。

キョウゲンバカマ、キョウゲンウオなど魚の方言名。

(狂言袴の縞模様に似る)

狂言袴をはいて演じる人をキョウゲンボウと呼ぶことも。

(チャオ)+根(ゲン)+搏()+武()

脚爪で捕獲する勇猛な()

ツグミ

奈良時代から「つぐみ」

夏至を過ぎると鳴かなくなり、口をつぐむから。

(囮用に飼っていた)

ツチムグリスミ(土潜棲)

その形状からセクグミ(背勾)の転のスクミ

木の実をつつくようにして食べることから「突く実」。

ツグメとも言った。

鳴き声のツィークィーがツィグィ→ツグと転じた。

ツグメのメは雀のメで、親愛称。

ツグミのミはその変異形。

(スズメを昔はスズミと呼んだ。)

ツツドリ

平安時代からツツドリ

ポポポという声が竹をたたいた音に似る

声がツツと聞こえるから。

ツバメ

古名は「つばくらめ」

奈良時代から「ツバメ」

つばくらめ、土喰黒女の略。

嘴で土をくわえていき、巣を作るので『土食み(つちばみ)

『ち』を略し、『み』が『め』に変わりツバメ。

ツバは囀りのツ、ヴィから。

クラは小鳥

マは群れ鳥を示す接尾語

ツバクラは鳴き声、メは群れ

ツハサクルフムレ(翼狂群)

ツフハクロメ(頬羽黒群)

ツバクラは翅黒、メは群れ

ツバ=光沢のある クラ=黒 メ=

ツミ

ススミタカ(雀鷹)→スミ→ツミ

(中国名の雀鷹=ハイタカ)

平安時代から雌はツミ、雄は「えっさい」

鎌倉時代から雌雄ともツミ。

雀等の小鳥を意味する『須須美多加』(すすみたか)から。

『小さい』事を佌()と言う。

『迅速である、とても速い』事を敏(みん)と言う。

佌敏のことであり、『小さくてとても速い()』。

トウネン

小さくて『その年生まれ』みたいなので『当年』

トキ

奈良時代にはツキ、ツク。

桃花の色に羽色が似るので桃花鳥(つき)

ツキが転じてトキ。

タウケ(桃毛)

ドバト

安土桃山時代は堂鳩。江戸時代に土鳩。

トビ

奈良時代からトビ。

遠く高く飛ぶから、おくいる→とび

ドイツ語ではヴァイエ 元々は神聖という意味。

トモエガモ

奈良時代からアヂ

江戸時代からアヂガモ、トモエガモ

大正時代からトモエガモ

顔に巴(渦巻き)模様がある。

アヂは味が良いから。

アヂは集(あつ)の転じたもので、あぢむらというように、集まって群れを成すから。

 

 

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