翼

 

初列風切羽

キーウイ類

34

スズメ目

9

多くの鳥

10

カイツブリ類、コウノトリ類、フラミンゴ類、レア類

11

ダチョウ

16

翼面積の3040%を占める。

次列風切羽

ハチドリの6枚〜アホウドリの40枚までいろいろ

尾羽

多くが10枚か12

小翼羽

多くが3

 

初列風切羽

推力を生み出す

次列風切羽

揚力を生み出す

三列風切羽

翼と胴体のつながりを円滑にする

小翼羽

着陸の際の失速を防ぐ

尾羽

方向変換

安定性を保つ

上げれば上昇、下げれば下降、捻れば旋回

硬い

 

翼面積

大きい

空気抵抗が大きいので遅い。

小回りが利く。

肩に負担がかかる。

速く羽ばたけないので初速が遅い。

小さい

空気抵抗が小さいので速い。

小回りが利かない。

初速が速い。

 

 

細長い翼

幅が広く前後に短い翼の方が、幅が狭く前後に長い翼よりもゆっくりと多量の空気を押し下げることになる。

つまり経済的に飛ぶためには、細長いアホウドリの翼の方が適している。

細長い翼は、羽ばたきには不向き。

短い翼

急旋回ができる。

急な角度で飛び立てるので、逃げるときに有利。

ハトは短い翼を強力な胸の筋肉で羽ばたかせ簡単に飛び立てる

 

長くて先がとがった翼

高速

開けた場所で生息

小回りが利かない。

短くて先が丸い翼

遅い

森林など、巧みに枝葉をぬって飛ぶ

 

翼の飛翔型

翼差(初列風切と次列風切の長さの差)÷翼長×100

25% 円翼 渡りをしない小鳥

40% ホシムクドリのような日常飛翔度の高い鳥

57% 尖翼 ツバメ

72% アマツバメ 初列風切が極めて長い

モズ(留鳥)は短い

アカモズ(渡り鳥)は長い

 

 

楕円型

長径と短径の比が小さい

速い飛び立ち

樹間

地上

スズメ

メジロ

尖翼型

初列風切が長い

長距離高速飛行

ツバメ 

滑空型

次列風切が長い

開けた場所

ケリ

帆翔型

次列風切が著しく長い

滑空+帆翔

ミズナギドリ

 

羽の重なり

風切

内側が上。

外側が下。

雨覆

内側が上。

外側が下。

中雨覆は大雨覆と逆。

次列小雨覆の体に近い部分は逆になっている。

尾羽

中央尾羽が一番上。

外側ほど下になる。

上尾筒

中央が一番下。

下尾筒

中央が一番上。

初列より次列が上。

風切より雨覆が上。(前側の羽が上)

肩羽が最も上。

 

雨覆羽

部分的に重なり合い、前方の羽ほど高くなる屋根瓦状になっていて、全体として気流に対するスムーズな翼面を形成。

翼の表面の気流の速度や剥離などのセンサーの機能を持ち、自動的に大迎え角、低速飛翔時の失速防止に役立つ。

 

尾羽、風切、大雨覆、小雨覆は体から遠い羽が下、近い羽が上となる。

中雨覆だけは遠い羽が上、近い羽が下と逆になる。

 

翼指

Fingers

 

滑空を良く行う種では、沈下率を小さくするため、幅広く大きな翼を持っている。

比較的小さい速度で飛ぶ必要上、失速を防ぐために、初列風切羽先端が指を広げたときのように開く。

 

翼式

初列風切羽を長い順に数字であらわしたもの。

鳥の種類の同定に役立つ。

ハヤブサ類は一番目が最も長いが、

タカ類では一、二番目より三番目が長い。

シマセンニュウ    3 4 2 5 1

ウチヤマセンニュウ 3 4 5 2 1

 

ツバメ

尾羽のV字が深いほど俊敏。滑空時の揚力が高まる。

飛行速度は遅くなる。

留鳥に比べ、渡りをするツバメ類ほどV字が深い。

揚力が重要。長距離飛行に有利。

大型の昆虫を食べるツバメ類ほどV字が浅い。

飛行速度の速さが重要。

 

 

飛べない鳥

 

 

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